人月(にんげつ)とは?意味や計算方法、工数管理での使い方を解説

本ページでは、工数管理の際に使う「人月」という言葉の意味について解説いたします。

「人月」とは

人月(にんげつ)とは、1人が1ヶ月間かけて完了できる作業量のことです。

プロジェクトの工数を表現するときに使う言葉で、たとえば「このプロジェクトは60人月かかる」のような使い方をします。

一般的にはフルタイムの従業員を想定して算出するため、1日8時間×平日20日間の合計160時間を1人月と換算するケースが多いです。

▼「工数」という言葉の意味や使い方については下記記事を参考にしてください

「人月」の計算方法

人月の計算方法は「人数」×「月数」で算出できます。

たとえば10人で1年間かけて取り組むプロジェクトでは「10人×12ヶ月=120人月」と計算されます。

一般的には、この際に1人あたりの能力差は考慮されません。すべてのメンバーが同じ処理能力で作業に取り組む前提で算出されるため、あくまで概算に過ぎない点には注意が必要です。


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「人月」に似た言葉

「人月」に似た言葉として「人日」や「人時」があります。

  • 人日(にんにち)
  • 人時(にんじ)

中〜大規模のプロジェクトでは、完了までに数ヶ月かかるケースが多いため「人月」という言葉が用いられます。

一方で小規模のプロジェクトや、細かい作業・修正などでは「人日」や「人時」という単位が用いられる場合があります。

人日

人日(にんにち)とは、1人が1日かけて完了できる作業量のことです。別名「人工(にんく)」とも言われます。

たとえば「このタスクには1人日かかる」のような使い方をします。日数ベースで作業が終了するような、比較的小〜中規模のプロジェクトで使われる言葉です。

▼人日の意味や計算方法については下記記事を参考にしてください

人時

人時(にんじ)とは、1人が1時間かけて完了できる作業量のことです。英語では「マンアワー」とも言われます。

たとえば「このタスクには1人時かかる」という使い方をします。人時は時間をベースにした単位のため、比較的小規模なプロジェクトで工数管理に取り組む際に使われます。

▼人時の意味や使い方については下記記事を参考にしてください

人月計算や工数管理が重要な理由

人月計算や工数管理は、プロジェクトを円滑に進めるために重要な取り組みです。

工数見積の精度が上がるため

工数見積の精度が向上すれば、コストやスケジュールを当初の予算内に抑えることができます。

クライアントや社内メンバーに対して正確な工数を伝えられるため、相手からの信頼を得ることが可能です。

▼工数見積の重要性やポイントについては下記記事を参考にしてください

マネジメントがしやすくなるため

タスクやメンバーごとの状況をリアルタイムで把握することで、プロジェクトの途中でリソースを調整することができます。

仮にコストやスケジュールが当初の想定と異なった場合でも、調整を行うことで、予算内の着地に抑えることが可能です。プロジェクトの納期から逆算をして、タスクマネジメントを行いやすくなります。

工数管理にはTimeCrowdがおすすめ

工数管理に取り組まれる企業様には、工数管理ツール「TimeCrowd」の導入がおすすめです。

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事前にメンバーごとの時間単価を設定しておくことで、プロジェクトごとの人件費を自動で算出することも可能です。

工数入力はタスクの開始時と終了時にワンクリックで打刻をするだけで完了です。ブラウザ・Chrome拡張機能・アプリから簡単に入力ができます。Google カレンダーやOutlook カレンダーなどの外部ツールと連携をすることで、入力作業を自動化することも可能です。

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