【2024年版】プロジェクトマネジメントのおすすめ本13冊をご紹介

プロジェクトマネジメントにはたった1つの正解は存在しません。

しかし、さまざまな変数がある複雑性の高い業務だからこそ、守破離の「守」を徹底する必要があります。まずは書籍を通じて知識をインプットすることから始めましょう。

本記事では下記の切り口で、おすすめの書籍をご紹介いたします。

  • プロジェクト管理を初めて学ぶときにおすすめの本
  • プロジェクトマネージャーになる人におすすめの本
  • プロジェクト管理にまつわるベストセラー

ご自身の気になる1冊をぜひお手にとってご覧ください。

▼そもそもプロジェクトマネジメントの概要については下記記事を参考にしてください

プロジェクト管理を初めて学ぶときにおすすめの本

プロジェクト管理を初めて行うときにおすすめの本をご紹介いたします。

これ以上やさしく書けない プロジェクトマネジメントのトリセツ(パンダ・パブリッシング)

タイトルの通り、プロジェクトマネジメントについて細かくかみ砕いて書かれた書籍です。難しい用語などは一切使わず、誰でも理解できるように記載されているため、導入書としては最適な一冊だといえます。

実際の現場で使える手法も詳しく図を用いて解説されており、現場での活用をイメージしながら読み進められるでしょう。

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マンガでわかるプロジェクトマネジメント(オーム社)

この本では、プロジェクトマネジメントについてマンガでわかりやすく解説されています。

PMBOK(プロジェクトマネジメントの手法を体系立ててまとめたもの)にも触れており、プロジェクトの立ち上げから、それを達成するまでのストーリーを通してプロジェクト管理に関する手法を学ぶことができます。初めてプロジェクトマネジメントを手がける人でも気軽に読むことができそうです。

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世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント 第4版(総合法令出版)

世界中のプロジェクトマネージャーから推薦を受けている「Idiot’s Guides, Project Management」の日本語訳版。

プロジェクトマネジメントを「定義」「計画」「実行」などのフェーズごとに分類したうえで、各フェーズで成功に導くための具体的なアイデアについて紹介されています。

また、チームを率いていくための実践的なノウハウについても言及されています。プロジェクトマネジメントにおける王道の一冊なので、ぜひお手にとってご覧ください。

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この1冊ですべてわかる プロジェクトマネジメントの基本(日本実業出版社)

プロジェクトマネジメントにおける基本的な概念を知ることができる1冊。具体的な計画の立て方、それをどう実行していくのか、その体制づくりなどについても解説されています。

また、実際の具体事例をもとに「トラブルや困難を乗り超えるヒント」についても言及されているので、これからプロジェクトマネジメントに取り組む方にとって、役立つ知見が多数盛り込まれているでしょう。

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担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座(日本実業出版社)

この本では、プロジェクトマネジメントを「目標設定」「計画」「実行」という3つの視点から解説しています。

著者は過去2,000名ほどのプロジェクトマネージャーを育成した経験があり、現場の声を惜しみなく反映している点も見逃せないポイントです。

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はじめてのプロジェクトマネジメント(日経BP)

プロジェクトを成功させるために「いつ・何を考え・何を実行すればよいか」を解説している一冊です。プロジェクトマネジメントを知り尽くした著者が、プロジェクト成功の方法論を0から細かく解説しています。

プロジェクトを成功に導くうえで、分岐点となる10の場面を取り上げ、ドラマ仕立てで内容が描かれています。プロジェクトマネジャーとして「その場面でどう考え、何をするべきか」についてリアルに書かれた書籍なので、参考になる部分がきっと多くあるでしょう。

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外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント(大和書房)

あらゆるプロジェクトを成功へと導く「プロの技術」をリーダーシップ開発の権威、世界のトップシェアである「ヘイグループ」に所属する筆者が徹底伝授。

  • 部下からの報告がない
  • クライアントからの要求水準が高すぎる
  • チームメンバーの士気が低い

上記のような、プロジェクトマネジメントで発生する悩みを解決する“ちょっとしたコツ”が満載された実用性の高い書籍です。あらゆるプロジェクトを成功させる「プロの極意」が徹底的に公開されています。

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プロジェクトマネージャーになる人におすすめの本

これからプロジェクトマネジャーになる方へ、おすすめの書籍をご紹介いたします。

人月の神話 新装版(丸善出版)

「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、さらにプロジェクトを遅らせるだけだ」という名言で名高いブルックス教授の著書。ソフトウェア開発にまつわる困難と将来のビジョンについての持論を展開したエッセイ集です。

IBMの開発チームを率いた著者が、プロジェクトで起きた問題点を細かく分析していく様は、35年経った現在でもソフトウェア開発の古典として語り継がれ、今も多くの読者を獲得しています。

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ピープルウエア 第3版(日経BP)

「プロジェクト開発で何よりも大切なもの……それは「人」である。」と提唱するこの書籍は、人材の育て方や結束したチームがもたらす効果など、6つの視点から「人」に特化したプロジェクト開発の大切さをユーモラスに語っています。

第3版となるこの書籍では、時代の変化にともない「リーダーシップについて話そう」「他とうまくやっていく」など新たに6つの章が追加されました。

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クリティカルチェーン(ダイヤモンド社)

イスラエルの物理科学者エリヤ・ビールドラット博士の著書「ザ・ゴール」シリーズ待望の4作目。ビジネス小説であるこの書籍は、TOC(生産管理・改善のための理論体系)によるプロジェクトマネジメントを題材にしています。

小説の舞台は、とある大学の社会人向けMBAコースです。所属会社から指示を受けた3人が、プロジェクトマネジメントの講義を受講しながら、課題解決のヒントを見つけるまでが描かれています。失敗したプロジェクトのエピソードに引き込まれ、つい読み進めてしまう1冊です。

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ソフトウェア見積り(日経BP)

コスト・スケジュール・品質・工程などが思い通りに進まない理由や、一般的に陥りがちな思い込みを118のヒントと18通りの公式を使って解説していく書籍。

「90%確かとは、どのくらい確かなのか?」「精度と正確さの違い」など身近な話題から見積もりの本質に迫る知的な面白さは抜群です。どのあたりでソフトウェア開発のスケジュールが遅れがちなのか。その原因は何かが明確に示された素晴らしい書籍だといえます。

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プロジェクト管理にまつわるベストセラー

プロジェクト管理に関するベストセラー書籍をご紹介いたします。幅広い視野からの観察力が必要なプロジェクトマネージャーにとって、ぜひおすすめしたい書籍ばかりです。

だから僕たちは、組織を変えていける(クロスメディア・パブリッシング)

「チームメンバーのやる気が見えない」「いくら指導しても結果が出ない」など、現状の組織を「変えたい」と強く思う方にぜひ読んで欲しい一冊です。

これからの時代にふさわしい組織像と、実践的な手法が紹介されています。もっとも重要なのは「関係性の質」です。ここが変わると、チームの思考・行動・結果と順々に変化が起きていきます。本書ではそのために必要な事柄と具体的な手段を世界基準の理論に基づいて紹介していきます。たった一人からでも組織は変えられる。そう思える1冊です。

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マネジメント エッセンシャル版(ダイヤモンド社)

ドラッカーの名著「マネジメント―課題、責任、実践」のポイントを初心者向けにまとめた本格入門書。基本や原理が体系的に整理されていて、基本に立ち返れる一冊です。きちんとマネジメントを理解するために何度も読み返す価値のある書籍であるといえます。

約60年前の記述が今なお人気の書籍であり続けているのは、時代を越えても変わらない重要な本質や原理が書かれているからだと思わせる1冊です。

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プロジェクト管理の本を読む際の注意点

プロジェクト管理に関する本を読む際に意識するべきことを解説します。ビジネス書はサラサラと読み流しても身にならない場合もあるため、コツを意識して効率よく読むことが重要です。

本を読みながら線を引く・メモを取る

大切だと思う部分や共感できる部分に線を引いたり、メモを取ったりしながら読むことで、内容がより記憶に残りやすくなります。

漠然と読み進めていると重要な箇所に気付かず、読み飛ばしてしまいがちですが、線を引くことを意識したりメモを取ったりすることで集中して最後まで読み通すことが可能になります。最近では電子書籍でも線を引くことが可能なので、ぜひお試しください。

複数の本を比べてみる

関連した複数の書籍を並行して読み進める「パラレル読み」という方法で、幅広い視野を手に入れることを意識しましょう。

例えば、書籍Aには「部下はほめて伸ばす」と書かれているのに対して、書籍Bには「部下の失態には怒ることが大切」と書かれているとします。確かにどちらも正しいのですが、どちらか片方の意見しか目を通していない場合は、広い視野で物事を判断できなくなりますよね。

ビジネス書においては、たった1つの処方箋を求めるのではなく「本当に大切なことは何か」を読み解き、自分に置き換えて考えることが重要です。

読んだ後は取り入れた情報を元に話す・行動する

インプットを重ねても、アウトプットをしなければ、内容を記憶に定着させられません。アウトプットは「自分の意見や気付きを盛り込んで、読んだ内容を誰かに話す」ことで実践できるでしょう。上司や同僚との会話で気軽に実践できそうですね。

また、ビジネス書籍には「こういう場面ではこう対処します」といった事例が書かれていることがあります。同じような場面に遭遇した際には、迷わず実践してみることをおすすめします。実践してみて初めて気付くこともありますし、新たな問題点が出てくることもあるでしょう。そうしてマネジメントの質を徐々に上げていき、知識を自分の物にしていくことが重要です。

まとめ

本記事では、プロジェクト管理におすすめの本をご紹介いたしました。「プロジェクトを成功に導くためにはどうすれば良いのか」参考になる書籍はたくさんあるでしょう。

さまざまな書籍からノウハウを得ることで、着実にスキルアップを狙えます。プロジェクトマネージャーは責任が重いポジションです。さまざまな書籍を通じて学びを得て、実践を繰り返して、実力を磨いていきましょう。

▼下記記事ではプロジェクトマネジメントに役立つツールをご紹介しています。もし興味があれば合わせてご覧ください

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