仕事やプライベートの時間を効率的に活用するのであれば、時間管理(タイムトラッキング)ツールの導入がおすすめです。
作業ごとに時間の使い方を可視化すれば、仕事の振り返りにも役立ちます。生産性の向上や集中力アップといった点でもメリットを得られるでしょう。
本記事ではおすすめの時間管理ツールを紹介します。時間管理ツールを導入するメリットや、時間管理ツールの選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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時間管理ツールを導入するメリット
時間管理ツールを導入すると、以下のようなメリットが得られるでしょう。
- 作業内容と時間の可視化
- 生産性向上
- 集中力アップ
- 計画を立てやすくなる
それぞれ詳しく解説します。
作業内容と時間の可視化
時間管理ツールを導入すると、作業内容と時間を可視化できます。
時間の使い方を改善するには、現状の把握が欠かせません。
時間管理ツールを使えば、これまで何気なく取り組んでいた作業に、どれくらいの時間をかけていたかが分かるので、時間の使い方を改善するきっかけを見つけることができるでしょう。
生産性向上
時間管理ツールは、生産性向上にも役立ちます。
どのタスクにどれだけの時間をかけていたかを把握して、作業の見直しを行うことで、効率的な時間の使い方ができるようになるのです。
集中力アップ
時間管理ツールを導入すると、集中力アップも期待できます。
一般的に、時間を区切って作業に取り組むと、集中力が上がるといわれています。漠然と作業に取り組むよりも、締め切りを決めて作業に取り掛かった方が早く終わったという経験がある人も多いのではないでしょうか。
時間を区切って作業する時間管理術としては「ポモドーロ・テクニック」が知られています。ポモドーロ・テクニックは、25分の作業と5分の休憩を1ポモドーロとして、4ポモドーロごとに30分の休憩を取ることで、集中力を最大化できるといわれている時間管理術です。
計画を立てやすくなる
時間管理ツールを導入すれば、過去に取り組んだ作業と時間が把握できるので、今後の計画を立てやすくなります。
例えば資料Aの作成に3時間、資料Bの作成に4時間かかった場合、同じような資料Cを作成するのであれば3〜4時間を作業時間として見積もればよいわけです。
他の人に作業を依頼する場合も、作業時間の目安を伝えることができます。
時間管理ツールの選び方
時間管理ツールを選ぶ際は、以下のポイントを意識してください。
- 利用する目的に合わせる
- 操作性の良さ
- 使用できる環境
- 料金
さまざまなツールの中から、自分に合ったツールを見つけるための参考にしてください。
利用する目的に合わせる
時間管理ツールを利用する目的を明確にしておきましょう。
プライベートで使うのか、ビジネスで使うのかで必要な機能も変わってきます。
プライベートで使う場合は、シンプルな時間計測機能があれば問題ないでしょう。自宅、外出先、職場など使用シーンが多様になるため、スマートフォンアプリ版があるツールがおすすめです。
ビジネスで利用する場合は、業務の作業時間を計測することがメインになるため、パソコンから利用できるツールがおすすめです。チームでの利用を想定している場合は、データの共有機能や担当者を割り当てる機能があると使い勝手が良いでしょう。
操作性の良さ
時間管理ツールを導入する際は、操作性の良さも確認しておきましょう。
せっかくツールを導入したのに、ツールが使いにくいと記録を怠ってしまい、時間管理を諦めてしまうかもしれません。
ツールによっては無料で使えたり、無料の試用期間が設けられていたりしますので、まずは使って確かめてみるのがおすすめです。
使用できる環境
時間管理ツールを使用できる環境を確認しておきましょう。
特に複数の環境での使用を想定している場合は、全ての環境で動作が保証されているかの確認が必要です。
パソコンであればMac/Windwos、ブラウザ上で使うのであれば対応ブラウザ、スマートフォンアプリであればiOS/Androidなど、自分の環境と照らし合わせて確認します。
料金
時間管理ツールには無料で使えるものと有料のものがあります。
有料ツールは、基本無料で一部の機能が制限されていたり、試用期間が設定されていたりするのが一般的です。
有料ツールを導入する場合、まずは無料で試して、満足したら有料プランに移行するといった方法がおすすめです。
おすすめの時間管理ツール
おすすめの時間管理ツールを紹介します。
TimeCrowd(タイムクラウド)
出典:TimeCrowd(タイムクラウド)/ 「業務時間を見える化」できる時間管理ツール
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
- Android
- PC(ブラウザ)
- Chrome拡張機能
TimeCrowdは国内4万人以上に使われている在宅勤務・テレワーク対応の時間管理ツールです。時間の記録と見える化に特化しており、ブラウザ・スマホアプリ・Chrome拡張機能からワンクリックで打刻できるため、時間管理に負担がかかりません。
「何の業務に何時間かけたのか」自分の作業時間を振り返ることで、時間管理のPDCAを回すことができるでしょう。
また、有料プランではチームメンバーの稼働状況をリアルタイムで確認可能です。
管理者はダッシュボード画面から「誰が・いつ・何をしていたのか」「チーム全体でどの業務に何時間かけられているのか」を確認できるため、業務効率化の第一歩に役立てることもできるでしょう。
個人利用は無料でご導入いただけます。最初の2週間は無料トライアルもあるので、お気軽にお試しください。
公式:TimeCrowd
toggl track(トグルトラック)
出典:Toggl Track: Time Tracking Software for Any Workflow
【料金】
- Free:無料
- Starter:$9(ユーザー/月)
- Premium:$18(ユーザー/月)
- Enterprise:要問い合わせ
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
- Android
- PC(ブラウザ)
- Chrome拡張機能
toggl track(旧toggl)は、シンプルな操作が特徴の時間管理ツールです。
操作方法は、タスク名を決めてスタートボタンをクリックするだけ。入力を忘れた場合も、後から作業時間を追加したり編集したりできるので安心です。
AsanaやEvernote、Googleカレンダーなど、さまざまなアプリケーションと連携できるのも特徴です。
公式:Toggl
Taskworld(タスクワールド)
【料金】
- 無料プラン:無料
- プレミアムプラン:¥880(ユーザー/月)
- ビジネスプラン:¥1,650(ユーザー/月)
- エンタープライズプラン:要問い合わせ
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
- Android
- PC(ブラウザ)
Taskworldは、ストップウォッチ形式でタスクにかかる時間を計測できる時間管理ツールです。
タスクの難易度や複雑度もランク付けできるため、振り返りにも役立つでしょう。メインタスクにサブタスクを紐付けて、タスクを細分化することも可能です。
また、タスクにコメントを付けてフィードバックを送ることもできるため、チームでの利用にもおすすめです。
TeamHack(チームハック)
【料金】
- お試しプラン:無料
- ビジネスプラン:¥1,200(ユーザー/月)
- フリーランスプラン:¥1,500(ユーザー/月)
【対応デバイス・使用環境】
- PC(ブラウザ)
TeamHackは、タスク管理とチャット機能を統合したツールで、メンバー各自でタスクの作業時間を計測可能です。
作業者や作業期限、進行ステータスなどを簡単に設定でき、登録や変更時には担当者に通知されるため、確認漏れを防ぐことができます。
タスクには任意のタグを付与可能。優先度を付けたり、カテゴリ分けしたりするのに役立ちます。
参考:チームハック
Hours(アワーズ)
【料金】
- 無料(アプリ内課金有り)
【対応デバイス・使用環境】
- Mac
- iPhone
- Apple watch
Hoursは、Appleのデザインチームが開発した、時間を記録することに特化したツールです。新しいタイマーを作成して名前を付け、時計ボタンをタップするだけで簡単に時間を記録できます。
作業スケジュールを作成して通知させる機能や、CSVファイルやPDFファイルにデータをエクスポートする機能も搭載しています。
参考:Hours Time Tracking on the App Store
Timesheet(タイムシート)時間記録
出典:「Timesheet 時間記録」をApp Storeで
【料金】
- ¥650
【対応デバイス・使用環境】
- Mac
- iPhone
- Apple Watch
Timesheet 時間記録は、カレンダーを利用して時間を記録できるツールです。
作業開始前はもちろん、作業後に時間を記録することも可能。記録した時間は日単位、作業名単位、タグ単位で振り返ることができます。
iCloudカレンダーやGoogleカレンダーとの同期、CSVやPDFへのレポート出力など、拡張性の高さも魅力です。
参考:「Timesheet 時間記録」をApp Storeで
ATracker(アトラッカー)
出典:ATracker Time Tracker | Daily habit + Goal + Routine.
【料金】
- Atracker:無料
- Upgraded ATracker(Android):$2.99(買い切り)
- Upgraded ATracker(iOS):$4.99(買い切り)
- Premium:$2.99(ユーザー/月)
【対応デバイス・使用環境】
- PC(ブラウザ)
- Android
- iPhone
- Apple Watch
ATrackerは、ワンクリックで計測をスタート・ストップできる時間管理ツールです。記録したデータは棒グラフや円グラフで表示できるため、視覚的に振り返ることができます。
目標を達成するためのレポート作成や分析、共有にも対応しているため、ビジネスでも活用できるでしょう。
参考:ATracker
WillDo(ウィルドゥ)
出典:「WillDo – ライフログから未来が分かる」をApp Storeで
【料金】
- 無料
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
WillDoは、ユーザのライフログから将来の状況を予測し、日々のタスク管理を支援するツールです。
ライフログや今後のスケジュール、タスクなどを入力すると、今後1週間の行動を予測して、文章とアイコンで知らせてくれます。長期間使い続けるほど予測の精度が高まります。
もちろん未来の予測だけでなく、過去のライフログを確認することも可能です。
参考:「WillDo – ライフログから未来が分かる」をApp Storeで
Timetodo(タイムトゥドゥ)
【料金】
- 無料(アプリ内課金有り)
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
Timetodoは、シンプル操作でタスクを管理できるツールです。定期的に発生するタスクを繰り返し設定することも可能。
日時の迫っているタスクほど画面の上に表示され、色が変化するため、確認漏れを防ぐことができます。
その他にもグループ設定で複数のタスクをまとめたり、サブタスクを作成できたりと、効率化を支援する機能が満載です。
Be Focused(ビーフォーカスト)
出典:「Be Focused – Focus Timer」をApp Storeで
【料金】
- 無料(アプリ内課金有り)
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
- Apple Watch
Be Focusedはポモドーロ・テクニックに基づいた時間管理ツールです。初期状態から25分の作業と5分の休憩を繰り返すタイマーを使うことができます。
作業時間と休憩時間は自分の好みに合わせてカスタマイズ可能。
ToDoリストを作成して、タスク管理ツールとして使うこともできます。
参考:「Be Focused – Focus Timer」をApp Storeで
Life Analytics(ライフアナリティクス)
出典:Life Analytics | あなたの生活時間を分析するアプリ
【料金】
- 無料
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
Life Analyticsは、ユーザーの位置情報に基づいて、時間の使い方を自動的に分析してくれるツールです。
ユーザーの生活時間を「自宅」「仕事」「遊び」などに分類し、グラフで表示することが可能。
初期設定を済ませてしまえば、自動的に情報を集めて分析してくれるため、記録のための操作は不要です。
無意識な時間の使い方を可視化できるため、生活の見直しにも役立てられるでしょう。
CotoGoto(コトゴト)
出典:会話からはじめるフリーランスのための自己管理サービス ・ CotoGoto(コトゴト)
【料金】
- 無料
【対応デバイス・使用環境】
- iPhone
- Android
CotoGotoは、日々の会話を作業内容として記録する時間管理ツール。フリーランスの作業を可視化し、メンタルをサポートしてくれるのが特徴です。
毎日の会話をAIと楽しむ中で、記録が蓄積。記録を分析することで自動的にライフログが作成されます。
参考:CotoGoto
▼おすすめの時間管理アプリは下記記事でより詳しく紹介していますので、ぜひご参照ください
▼また「どうしてもツールが導入できない」という方・企業様は、下記記事でExcelで時間管理する方法を参考にしてください
時間管理ツールを導入して業務を見える化しよう
本記事ではおすすめの時間管理ツールや導入するメリット、ツールの選び方を紹介しました。
時間管理ツールを導入して、業務を見える化し、作業効率をアップさせましょう。
▼下記記事では時間管理の方法をより詳しく「4STEP」で解説していますので、併せてご確認ください