ライターのりんごです。
夫は単身赴任中、双方の実家は県外という環境で、2人の子を育てながら在宅ワーカーとして働いています。
私のような子持ち転勤族妻にとって、「在宅ワーク」という働き方ほどありがたいものはありません。
学校が長期休みでも、子供が急に発熱しても、台風で休校になっても、気兼ねせずに家で仕事をできる……まさに理想の働き方、「スバラシイ!」のひと言です。
ただしデメリットもあります。
それは、外に働きに出るほどの収入を得るのがナカナカ難しいということ。毎日コンスタントに仕事があるわけではないし、あったとしても自分で時間をやりくりして仕事をこなす自信がないので、多く請け負うことをためらってしまうのです。
在宅ワーカーの最重要課題「時間管理」
2012年頃から在宅ワークをしていますが、当初はノルマや納期などない仕事を「手が空いて気が向いたときだけ」こなす感じでした。報酬額も月に数千円と、お小遣い程度にもならないことがほとんど。
2015年頃から、単価の高い仕事をさせていただけるようになり、時間も積極的に割くようになりました。
でも、まだまだ自分で時間を区切るということは難しく、月単位の収入は2~8万円とバラツキがあり、「もういっそ外で働こうか」と考えたこともあります。
実際に、私の周りでは「在宅ワークなんて自分で時間管理できないからムリ!」という意見が大半です。ひとりで時間をやりくりして働くということは、想像以上に難しいものなのです。
ところが、在宅ワークの最重要課題、時間管理についての考え方が、この夏から少し変わりました。
その原因は、初めて、時給制の在宅ワークに就かせていただき、TimeCrowdという時間管理ツールを利用し始めたことにあります。
時間管理ツール「TimeCrowd」が与えてくれた成果
それまで、在宅ワークにおいては、完全出来高制の仕事しかしたことがなかった私。時給制の在宅ワークなど想像できませんでした。
TimeCrowdは、作業開始と同時に打刻を開始し、作業が完了したらストップするという、とてもシンプルな時間管理ツールです。
まず、作業にかかる時間が見えるようになると、自分の作業を数値で管理されているという意識が芽生えます。そして、これまでは1件○○円、という感覚だったのが、1件○○分という感覚になり、自分が仕事にかけている時間が把握できるようになります。
たとえば「自分が30分でその仕事が仕上げられる」ということが分かれば、3時間作業ができる日なら、6件請け負うことができるということです。TimeCrowdを利用する前なら、そういった感覚はありませんでした。
その結果、「1件終わったら次」ではなく、「今週はこれだけの時間が確保できるから〇件やろう」というふうに、仕事の請け負い方も「行き当たりばったり」から「計画的なやり方」へと変わってきたのです。
私の場合、下の子が幼稚園に行っている平日9~14時の5時間が主な作業時間なので、その範囲でできそうな仕事には積極的に挙手するようにしています。
そして、タイマーで単に時間を計ることとの大きな違いは、チームで共有できるということ。同じ仕事をしている人の平均作業時間と自分の作業時間を比較することによって、できるだけ効率よく進めようという向上心が働きます。
たとえば、マニュアルを自分なりに整理したうえで印刷し、クライアントごとにファイルでまとめておいたり、効率的に仕事を進めている人の成果を参考にしてみたり……これまでの自分からは考えられないことです。
時間管理ツールを利用することで、時間管理術を自然に身に着けることができるのです。
おわりに
私のようなズボラ者にとってはとくにスイッチの切り替えが難しい「在宅ワーク」という働き方。TimeCrowdで時間を可視化することによって、それが良い方向に変わってきたのは実感しています。
件数単位から時間単位に。1件にかかる作業時間を把握でき、計画的に仕事を進められるようになる。そして、効率的に進めるための工夫もするようになる。ツールを利用することで「これほど楽に意識を変えることができるなんて!」と驚いています。
とりあえずの目標は、外で働く人と同等の時間で同等の収入を得ること。以前は仕事量を増やすとやり切れるか不安でしたが、今は時間が許す限り、いろいろな仕事に挑戦して家計を潤したい!
久々に働くことにワクワクしている今日この頃です。