リモートワークは気遣いが大切

リモートワークで働く中で、「気遣い」って大切だなと日々感じています。
業務を進める上で、コミュニケーションも大切ですが、お互いが気遣いすることで気持ちよくお仕事できるような環境を保つことは大事です。

今回は私が考える気遣いについてお伝えします。

リモートワークだと相手の表情が読めない

リモートワークで働く方は、何らかのコミュニケーションツールを使うことが多いのではないかと思います。私も以前お伝えしたように、ChatWorkとSkypeを主に使っていますが、どうしてもテキストベースで顔の見えない状態でのやり取りが多くなります。

お互い表情が見えない中で最近考えることは、「この文章素っ気ないかな…」「どういうように捉えられてしまうかな」ということです。もちろんお仕事ですから、指示を誤って理解していたり、作業が漏れていたりするとお互い注意し合います。ただ言い方ひとつで、やる気がでるか出ないかが左右されてしまいます。

何よりリモートワークでは、相手の表情(状況)が読めません。出社している場合は、「今日は○○さん何だか元気ないな…」「どうしたの?」と簡単に聞けて、お互い配慮もできます。

しかし、リモートワークの場合、例えば、日常生活で何かトラブルがあり表情が暗いのか、それともやる気に満ち溢れているのかすら分からないのです。

このようなこともあり、気遣いを意識しようと思うようになりました。

例1 同意した上で対案を差し出す

例えば、「この本役立つと思い読んでみたんです。話し方の印象について書かれていて勉強になりました」と話したとします。

こちらに対する返答として、下記に書かれた2種類の場合、どちらが気遣いされていると感じますか?

例1 「この本を読んだのですか。参考になりますか?こちらの本がおすすめですよ。」

例2 「そうなのですね。どのあたりが参考になりましたか?こちらの本もおすすめですよ。」

全然印象が違いますね。例1は否定的に聞こえますが、例2は同調した上で、おすすめしています。会って話す場合は、多少否定されてもそこまで気分を害することはないかもしれません。

ただリモートワークの場合、ChatWorkなどのツールを通して文章で読むことになるので、実際よりも冷たく聞こえがちです。
またお会いする機会があまりないので、否定されたことが頭に残り、「この人は否定的な人かもしれない」と印象に残ってしまう危険性も感じるようになりました。

例2 断るときこそ丁寧に

別の例も挙げてみます。例えば仕事の依頼があり、断ろうと思っています。

例1 「忙しいので、こちらの仕事は引き受けられません。」

例2 「せっかく声をかけて頂きましたが、本日はリソースがないので引き受けられません。」

どちらも断っていますが、例2のほうがより丁寧で理由も明確です。声をかけて頂いたことにも配慮していることが伺えます。

また例2に対し、例1はいつまで忙しいのか不明です。

例1のようなことが続くと「この人に依頼してもまた断られるかもしれない」「じゃあ違う人に依頼しよう」となる可能性もあります。

更にただ断るだけでなく「今回はリソースが厳しいのでお断りしましたが、また機会があれば是非引き受けさせてください」と伝えるだけでも印象が変わります。
「今回はだめだったけど、誠実そうだし次回ダメ元でも聞いてみよう」となるかもしれません。

心地よい気遣い

いくつか例を出してお伝えしましたが、私が所属するHELP YOUでも皆さんお互いに気遣ってお仕事しています。

気遣いの仕方は人それぞれですが、いくら忙しくても、依頼するだけでなく依頼された側の気持ちも想像しながら依頼するようお互いが気をつけています。

やはり人間なのでちょっとしたことでも、気に留めてもらえると嬉しくなります。リモートワークは顔が見えないので、なおさら少しの気遣いが印象に残ります

私も日々の気遣いをもう一度よく改め、お互い心地よく作業できる環境作りを意識したいと思います。

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