リモートワーカーはアスリート?! リモートワークの仕事時間を考える。

外部サポートメンバーの野田です。HELP YOUというサービスで事務サポートのお仕事をしています。三宅さんの記事「リモートワークのすゝめ」に触発されて、私もリモートワークについて書いてみようと思います。

リモートワークをする理由

私は現在0才と6才の子育て中、昼間はお子さんを預かる施設で時給ワーカー(つまりパートタイマー)として働き、夜間や非番の日を使ってリモートワークをしています。ちなみに、こちらも報酬は働いた時間単位でもらっています。

リモートワークの理由は子育てかと問われると、それはそうでもあり、完全にそうでもありません。都会の通勤事情の厳しさ(地元は九州)、働きたい職場と得たい収入のギャップ、一つの職場に依拠することへの漠然とした不安など様々です。あとはシンプルに、もともとできればフラフラと、国内外問わず移動したい性(さが)。そして新しもの好きなので、なんだか最近騒がしいテレワーク、リモートワーク、働き方改革、パラレルキャリア等々のキーワードにつられて、というのもあります。

月を眺める時間

私の場合、パートの方もリモートの方も給料は時給制でいただいているわけですが、同じ「時給」でもかなりの違いがあると感じています。

パートの方は物理的に体を拘束されるため、朝行ってタイムカードをピッと押してから帰りにまたピッと押すまでの時間は、お昼休みを除いてすべて「就業時間」です。

一方リモートワークで働いている間、例えば集中力が切れて「ちょっと月でも眺めるか」という時は、TimeCrowdの停止ボタンを押します。かといって、家事をしながら「あ~Aさんに返信しなきゃな…」「ブログ記事書くのに読んでおきたいあの本Amazonで探してみよう。」「あの件はどうやって進めるとうまく進められるかな…」などと逡巡する時間は、当然ながらわざわざ打刻していません。

こう考えると、リモートワークの1時間は、かなり高濃度のぎゅっと詰まった1時間という感じがしています。HELP YOUではワーカーの就業時間管理にTimeCrowdを導入していますが、導入前に比べて「打刻開始ボタンを押す=はい、仕事スイッチ入りました!」という感じで、よりその色が濃くなった気がします。

時間の流れ方は様々で

誤解しないでもらいたいのが、前者(通常のパートタイム)が悪くて後者(リモートワーク)がいいと言っているのでは決してないということ。気持ちが崩れて泣いているお子さんに寄り添うとき、お客さんと世間話をしながら相手の意向を汲み取ろうとするとき、ベストな解決方法を提供するために考えを巡らせるとき、そこに極端な効率化や時間内の業務量を増やす思考はなじまないし、そもそもあまり必要がありません。「ゾウの時間ネズミの時間」ではないですが、時間の流れ方、計り方の違いというだけです。

実際、パートタイムの職場において色々なことが起こる中で、「時間内にたくさんの仕事ができる人=仕事ができる人」では決してないと日々感じています。リモートワークの方は、仕事時間内に集中してできるように、それ以外の時間も動員してコンディションを整えるという、アスリートのような働き方がとても新鮮です。そんな異なる時間の流れ方が程よくブレンドされた生活が、心地よくて気に入っています。

今後こちらのブログで、HELP YOUのメンバーも時間管理や働き方について書かせていただく予定です。メンバーはそれぞれ働く理由やスタイル、職種、居住国が様々。私たちがどのようにTimeCrowdを活用しているかをご紹介していけたらと思っています。乞うご期待!

HELP YOU代表秋沢のインタビュー記事も併せてお読みください。

「時間管理とは、自分の生き方にリンクしているもの」 株式会社ニット 秋沢崇夫さん

 

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