今日はどうしても早く帰りたい!早く仕事を終わらせたい!そんなとき、黙々と仕事をおこなえば、仕事が早く終わる気がしませんか?
しかし、実際はそんなに簡単に仕事を終わらせることはできません。作業を続ければ続けるほど効率も生産性も落ちてしまうのが現実です。それは私たちの集中力に関係しています。
今回は集中力を回復させ、生産性と効率を維持させる「小休憩」の大切さについて紹介します。
なぜ、小休憩が必要なのか
私は以前「リモートワークの時間割」で以下のように記載しました。
大人の集中力は平均45〜50分、最長でも90分と言われています。
黙々と作業しているにも関わらず、仕事が進まない理由は、まさにこれが原因。集中力が途中で切れてしまっているのです。集中力が切れてしまったあとは、生産性は落ちる一方で、時間をかけても作業はさほど進みません。それならばいっそのこと、小休憩を入れたほうが、そのあとの仕事をスムーズに進めることができます。
学生の時、45~50分の授業ごとに休憩の時間がありましたね。あれは集中力をキープするのに最適な時間管理術だったのです。しかし、社会人になると決まった時間割もなく、黙々と昼まで作業して、昼休憩後はまた退社まで作業し続ける方も多いようです。
そのような働き方を続けていると、いつも残業しなければならないなんてことになりかねません。だからこそ、作業の合間に小休憩をはさみ、高い集中力を維持し続けることが大切なのです。
1日に何度も休憩を入れると、そのほうがかえって時間がかかるイメージがありますね。しかし、この方法は、時間が多くかかるどころか、早く仕事を片付けることができる簡単で優秀な方法なのです。
小休憩を何十分も毎回入れる必要はありません。1時間程度仕事をするごとに数分の休みを入れてみましょう。休憩の際は、コーヒーなどの飲み物を飲むのでも、軽くストレッチをするのでも何でもOKです。一旦、作業から離れスイッチを切ることが重要!その後、作業に戻ることで、また高い集中力を発揮できますよ。
休憩をはさむことは、ミスの防止にもつながります。集中力が低下すると、細かな部分まで目が行き届かなくなり、どうしてもミスが増えてしまいます。せっかく残業までしたのにミスをしていた…なんて経験がある方も多いのではないでしょうか?ミスのリカバリーに余計に時間がかかり、ひどい目に合ってしまいます。
やはり集中力は長くは続きません。また、いくら休憩をはさんでも、何時間も高い集中力を維持し続けることもできません。仕事を開始してから8時間以上経つと、いくら休憩をしても、集中力の回復はどんどん難しくなります。ですから、集中力が切れた状態で残業をするのではなく、仕事を終わらせる時間、休憩を入れるタイミングを見直してみましょう。
時間を計るアイテム
しかし、どのタイミングで休憩をはさむのか、キリの良いタイミングがつかめない場合も多いでしょう。私が取り入れているのはスマートフォンにもともと機能として入っているアラームやストップウォッチを使う方法です。まずは60分毎にアラームをならし、アラームがなったら一旦小休憩を入れるように実践してみました。
最初は1時間フルで動いて、その後は15分の小休憩を入れます。その後も、60分ごとにアラームがなるので、45分働いたところでアラームがなり、再度15分の小休憩を入れるというスケジュールで業務を進めていきます。
以前から小休憩を入れることは意識をしていましたが、実際にアラーム機能を使用して、学校の授業のような時間配分で作業を2週間おこなってみました。すると、やはりいつもより作業のトータル時間が短縮されたように感じます。
特にルーティン作業やライティング、リサーチや資料作成の分野で効果を発揮しています。今後も実験的にこの方法を2ヵ月ほど続ける予定です。また進捗は、別の機会に紹介させていただきますね。
あなたもぜひ、小休憩を取り入れてみてください。