ロードマップとは?おすすめツール9選や作成手順を紹介

プロジェクト全体の流れや、最終目標を可視化して共有するためのツールが「ロードマップ」です。

ロードマップはチーム内で共有をして、ゴールまでの認識を統一したり、社外に発表して企業との信頼性を高めたりすることに用いられます。

この記事では、ロードマップの目的やメリット、作り方やおすすめのツールについて解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。

ロードマップとは

ロードマップ

ロードマップとは、事業におけるゴール・目標までの道のりと、中間地点での計画を時系列順に表現したものです。

図を用いて、ゴールまでの道筋を直感的に理解できるように作られています。

社内資料として用いることが多いのですが、社外への発表にも使われることもあります。(例:コスモエネルギーグループの2050年カーボンネットゼロ宣言ロードマップ

プロジェクトロードマップ/プロダクトロードマップとは

ロードマップには「プロジェクトロードマップ」と「プロダクトロードマップ」の2種類があります。

プロジェクトロードマップは、プロジェクト全体の計画を表したものです。

一方で、プロダクトロードマップは、プロダクト(製品)の開発計画を表したロードマップです。製品の方向性やタスクの優先順位など、開発に関する具体的な内容が記載されています。

マイルストーンとの違い

マイルストーンとは、プロジェクトの通過点のことです。中間目標とも呼ばれ、プロジェクトが長期に及ぶ場合には、中間地点であるマイルストーンを設定します。

マイルストーンを設定していないと、目標達成のために何が必要なのか、わかりにくくなってしまいます。またマイルストーンがあれば、プロジェクトがどこまで進んでいるのか、想定していた期日までに中間目標に到達しているのかなどを確認できます。

ガントチャートとの違い

ロードマップと似た図に、ガントチャートがあります。ガントチャートとは、プロジェクトにおけるタスクと期日をスケジュール形式で把握できるようにした図のことです。

ロードマップは長期にわたる計画の概要を表現するのに用いられますが、ガントチャートは具体的なプロジェクトの把握や管理に用いられます。

▼ガントチャートについては下記記事で詳細を解説していますので、あわせて参考にしてください

ロードマップを導入するメリット

ロードマップを導入することで得られる主なメリットを4つご紹介します。

  • プロジェクトの全体像を可視化できる
  • 関係者との認識統一がスムーズになる
  • スケジュール管理が効率化される
  • 進捗状況をリアルタイムで把握できる

プロジェクトの全体像を可視化できる

いつまでに何をすべきかという「期限」と「優先順位」が明確になるため、無駄のない行動計画を立てやすくなります。

また、ロードマップ作成ツールを活用することで、プロジェクトの開始から完了までの流れを視覚的に把握できます。
全体像を俯瞰しやすくなるため、「このまま進むとリソースが不足するかもしれない」といったリスクを早期に発見し、手遅れになる前に対策を打つこともできるでしょう。

関係者との認識統一がスムーズになる

ツールを使ってロードマップを共有することで、チームメンバーや関係者全員が同じ情報にアクセスできます。
プロジェクトの目標や各フェーズの役割分担が明確になるため、関係者間での「認識のズレ」を防ぐことができます。

ツールでロードマップを共有すれば、「誰が何をやるべきか」という役割分担や、目指すべき方向性が明確になるため、不要なタスクに着手してしまう、方向性がブレてしまうといったトラブルを未然に防げるでしょう。

スケジュール管理が効率化される

ロードマップ作成ツールには、タスクの依存関係を設定したり、期日を自動で調整したりする機能が備わっています。そのため、スケジュール管理そのものの効率化も可能です。
プロジェクトの成功には、「いつまでに何を達成するか」という期限と目標を明確にする必要がありますが、一般の表計算ソフトでこれらを管理しようとすると、更新作業に多くの時間を奪われがちです。
専用ツールを活用すれば、本来注力すべき実作業に時間を使えるようになり、チーム全体の生産性向上やモチベーションアップにもつながるでしょう。

進捗状況をリアルタイムで把握できる

ロードマップの活用で、「目標に対して現在どこまで進んでいるか」という達成度をリアルタイムで把握できるようになります。
多くのツールにはガントチャートの機能も含まれており、大枠のロードマップだけでなく、細かなタスクのステータスまで可視化できます。
進捗が悪い箇所があればすぐに発見してフォローできるため、プロジェクト遅延を防ぐ効果も見込めるでしょう。

ロードマップの作り方

ロードマップは、以下の手順で作成します。

  1. ゴールと期日を設定する
  2. 現状を把握する
  3. 課題を洗い出し、解決策を考案する
  4. マイルストーンを設定する
  5. 時系列に沿って計画を立てる
  6. 関係者と共有する

ロードマップの作成手順と、おさえておくべきポイントについて解説します。

①ゴールと期日を設定する

最初に行うのが、プロジェクトのゴールを明確に定めること。そして「いつまでに達成するのか」という期日を明確にすることです。

期日の設定としては、たとえば製品開発の場合は製品のリリース時期やクライアントへの納品日などが挙げられます。また、営業の場合は「決算期」や「年度末」などが該当するでしょう。

事業計画や会社全体で目指すべき目標の場合は、中長期計画となるので「3年後」「5年後」などの長期的な期日を設定します。

②現状を把握する

次に、現状を正確に把握してゴールとのギャップを明らかにします。現状を把握するには、正確なデータと分析が必要です。

TimeCrowdというツールを用れば、従業員がワンクリックで打刻をするだけで、タスクやプロジェクトごとの所要時間や人件費を算出することができます。

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③課題を洗い出し、解決策を考案する

現状とゴールにギャップがある場合は、ギャップの原因となる課題を洗い出して解決策を考案します。たとえば人員不足がギャップの原因であれば、採用の強化が解決策として考えられます。

どうしてもギャップが埋まらない、課題が解決できない場合は、目標そのものを変更するのも1つの方法です。

④マイルストーンを設定する

ゴール到達のために必要となるタスクのなかで特に重要なものを抜き出し、マイルストーンとして設定します。

マイルストーンの設定方法は、プロジェクト全体のスケジュールを等分する方法と、ひとまとまりの工程ごとに設定する方法とがあります。

⑤時系列に沿ってに計画を立てる

設定したマイルストーンを時系列に沿って並べて計画表にします。

ロードマップ上の計画と連動したガントチャートやスケジュールを作成しておくと、プロジェクトをスムーズに開始しやすくなります。

⑥関係者と共有する

完成したロードマップを関係者と共有します。

このときに多角的な視点で意見を募り、計画に無理があれば修正を加えるのがおすすめです。

プロジェクトの目的・目標・方針・プロジェクトの流れを関係者に伝えて、認識のずれがなくメンバーが納得した状態でプロジェクトをスタートできるようにするのが理想です。

ロードマップ作成時の注意点

ロードマップを作成する際は、以下の点に注意します。

  • スケジュールやマイルストーンを細かく設定しない
  • 期日を明確に設定する
  • 進捗の把握や評価は定量的に行う

上記のポイントについて、1つずつ解説します。

細かく設定しすぎない

1つ目の注意点は、ロードマップにスケジュールやマイルストーンを細かく設定しないという点です。

ロードマップは、あくまで計画の全体像を関係者と共有するものです。細かいスケジュール・マイルストーン・タスクなどを全て書き込んでしまうと、図が複雑になりすぎてしまいます。

スケジュール管理やタスク管理は、ガントチャートやWBSといった他のツールで行いましょう。

▼ガントチャートとWBSの作成方法については下記記事をご参照ください

期日を明確に設定する

2つ目の注意点は、目標達成の期日を明確に設定するということです。

いつまでに目標を達成するのかが曖昧だと、スケジュールが立てにくくなるほか、モチベーションも上がらなくなってしまいます。ゴールやマイルストーンの期日は、明確に設定するのがポイントです。

進捗の把握や評価は定量的に行う

注意点3つ目は、進捗の把握や評価は、定性的ではなく定量的に行うということです。

ロードマップを作成しても、進捗を把握しにくかったり、評価がしにくかったりすると、プロジェクトが正しく進んでいるかの判断が難しくなります。

ロードマップにおけるマイルストーンには、定量的に評価できる目標を設定するのがポイントです。

<マイルストーンの目標例>

  • 売上金額
  • 生産数
  • 採用人数 など

おすすめのロードマップ作成ツール9選

ロードマップの作成におすすめのツールを9つ紹介します。

  • Lychee Redmine
  • Microsoft(エクセル、パワーポイント)
  • Trello
  • Miro
  • Asana
  • Notion
  • Monday.com
  • Confluence
  • Jira

Lychee Redmine

redmine公式サイト
Lychee Redmineは、プロジェクト管理に特化した国産ツールで、約7,000社以上の企業で導入されています。

ガントチャートやカンバン機能が充実しており、ロードマップ作成からスケジュール管理まで一元的に行えることが特徴です。

カンバン・タイムマネジメント・リソースマネジメントなどの機能が充実しており、複雑な工程管理が必要な大規模プロジェクトにも対応できます。

Lychee Redmineの料金プランは以下のとおりです。

  • フリー:無料
  • スタンダード:900円
  • プレミアム:1,400円
  • ビジネス:2,100円

公式サイト:Lychee Redmine

Microsoft(エクセル・パワーポイント)

MSOffice公式サイト
ロードマップは、エクセルやパワーポイントで作成できます。色や図形で多彩に表現したい場合は、パワーポイントが適しているでしょう。

Microsoftが提供しているテンプレートを利用すれば、ロードマップ作成が初めての場合でもスムーズに作成できます。多くの企業ですでに導入されているため、追加コストをかけずに始められる点が大きなメリットです。

エクセル・パワーポイントの料金プランは以下のとおりです。

  • Microsoft 365 Personal:1,490円/月
  • Microsoft 365 Business Basic:750円/月
  • 買い切り版:Microsoft Office Home 2024:約35,000円

参考:Microsoft テンプレート

Trello

trello公式サイト
Trelloは、カンバンボード方式でタスクを管理できるツールです。

タイムラインビュー・カレンダービュー・ワークスペースビューなど、さまざまな形式でプロジェクトを管理でき、ロードマップを作成することも可能です。直感的な操作性が特徴で、プロジェクト管理ツールを初めて使う方でも簡単に扱えます。

Trelloの料金プランは以下のとおりです。

  • FREE:無料
  • STANDARD:5ドル
  • PREMIUM:10ドル
  • ENTERPRISE:17.5ドル

公式サイト:Trello

Miro

miro公式サイト
Miroは、オンラインホワイトボードツールとして、ロードマップ作成にも活用できます。

2,500種類以上のテンプレートが用意されており、ロードマップ専用のテンプレートも豊富です。付箋を貼るような感覚でタスク管理ができ、リアルタイムでの共同編集も可能です。視覚的に分かりやすく、小規模なチームや短いサイクルでの開発に適しています。

Miroの料金プランは以下のとおりです。

  • Free:無料
  • Starter:1,160円
  • Business:2,320円
  • Enterprise:カスタム価格

公式サイト:Miro

Asana

asana公式サイト
Asanaは、タスク管理とプロジェクト管理を統合したツールで、ロードマップ作成にも対応しています。

リストやボード、タイムライン、ガントチャートなど、複数の表示形式でプロジェクトを可視化できます。タイムライン機能を使えば、タスク間の依存関係が紐付いた機能性の高いロードマップも簡単に作成できるでしょう。

Asanaの料金プランは以下のとおりです。

  • Personal:無料
  • Starter:1,200円
  • Advanced:2,700円
  • Enterprise:要問い合わせ

公式サイト:Asana

Notion

Notion公式サイト
Notionは、ドキュメント作成からプロジェクト管理まで幅広く使える万能ツールです。

ドキュメント・タスク管理などあらゆる情報を集約できる点や、カスタマイズ性の高さが強みです。「タイムラインビュー」を使うことで、データベースに登録したタスクをロードマップとして表示することができます。

Notionの料金プランは以下のとおりです。

  • フリー:無料
  • プラス:1,650円
  • ビジネス:3,150円
  • エンタープライズ:カスタム料金

公式サイト:Notion

monday.com

monday公式サイト
monday.comは、ビジュアル重視のプロジェクト管理ツールで、直感的にロードマップを作成することが可能です。

ガントチャート、カンバン、タイムタインなど、状況に合わせて適切なビューに切り替えられ、自動化機能も充実しています。チームの運用に合わせて柔軟に構築できるのが魅力です。

monday.comの料金プランは以下のとおりです。

  • 無料:0円
  • ベーシック:1,300円
  • スタンダード:1,650円
  • プロ:3,200円
  • エンタープライズ:要問い合わせ

公式サイト:monday.com

Confluence

confluence公式サイト
Confluenceは、Atlassian社が提供するナレッジ管理ツールで、ロードマップランナー機能を搭載しています。

Rovo AI を活用して複数のチームをコラボレーションすることが可能。後述のJiraと連携することで、開発のロードマップをドキュメント内に埋め込んで共有・管理するのに適しています。

Confluenceの料金プランは以下のとおりです。

  • Free:無料
  • Standard:744円
  • Premium:1,432円
  • Enterprise:要問い合わせ

公式サイト:Confluence

Jira

Jira公式サイト
JiraはConfluenceと同じくAtlassian社が提供している、ソフトウェア開発チームに特化したプロジェクト管理ツールです。ロードマップ作成にも優れています。

アジャイル開発に最適化されたロードマップ機能を備えており、複数のタスクが並行する開発チームに最適です。

Jiraの料金プランは以下のとおりです。

  • Free:無料
  • Standard:1,085円
  • Premium:1,987円
  • Enterprise:要問い合わせ

公式サイト:Jira

ロードマップ作成ツールの選び方

ロードマップ作成ツールがたくさんありすぎて、どのツールを使ったらいいかわからない人も多いでしょう。ここではロードマップを選ぶときに意識する4つの軸を紹介します。

使いやすさで選ぶ

ロードマップ作成ツールは、チームメンバー全員で運用できなければ効果を発揮しません。そのため、誰でも直感的に操作できる使いやすさが重要です。

ドラッグ&ドロップで簡単にタスクを配置できるか、ビューの切り替えがスムーズか、モバイルアプリの使い勝手はどうかなど、実際の運用をイメージしながら選びましょう。
インターフェースが複雑だと入力が億劫になり、運用が定着しない原因になります。まずは無料トライアルで「マニュアルなしでも操作できるか」を確認するのがおすすめです。

既存ツールとの連携機能で選ぶ

普段業務で使用しているチャットツールやカレンダーなどとの連携機能も、選ぶ上で重要なポイントです。
連携機能が充実していれば、情報を一元管理でき、管理効率が格段に上がります。特に、タスク管理ツールやプロジェクト管理ツールと連携できれば、ロードマップの更新が自動で反映されるため、手作業での二重管理を避けられます。

コストパフォーマンスで選ぶ

ツールの導入には、初期費用とランニングコストがかかります。予算に見合った機能が提供されているかを確認しましょう。

無料プランで試してから有料プランへの移行を検討するのも一つの方法です。また、ユーザー数やプロジェクト数による料金体系を確認し、チームの規模が拡大した際のコストも見積もっておきましょう。

チーム規模に合った機能で選ぶ

チームの規模や働き方に応じて、必要な機能は異なります。

小規模チームであれば、シンプルなツールでも十分かもしれません。一方、大規模プロジェクトや複数部門が関わる場合は、権限設定や承認フロー、詳細なレポート機能などが必要になるでしょう。
また、将来的なチームの拡大も見据えて、それに対応できるツールかを見ておくことも重要です。

まとめ|プロジェクトの収支管理にはTimeCrowdがおすすめ

ロードマップは、プロジェクトのゴールと、中間地点において達成すべき目標を関係者に共有するのに適したツールです。

ロードマップでプロジェクトの流れを周知することで、最終目標についての共通認識を持つことができるため、チームのモチベーション向上につながります。

ロードマップを作成する際には、現状を把握して、ゴールまでのギャップを埋めて計画を立てる必要があります。現状を正確に把握するためには、ツールを用いてタスクの所要時間を記録したり、人件費を計算したりするのがおすすめです。

タスクの所要時間の記録と、プロジェクトの収支計算にはTimeCrowdがおすすめです。

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シンプルな操作性で、時間の記録と人件費の計算が行えます。

ロードマップを作成するための準備にはもちろんのこと、Googleカレンダーと連携して日々のタスク管理に活用することが可能です。また、レポート画面から「どの業務に」「どれくらい時間をかけたのか」を確認できるため、ボトルネックとなるタスクを特定して、業務改善に役立てることができます。

最初の2週間はトライアルとして無料で利用できるので、これを機に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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