リモートワークと聞くと、どのようなイメージが浮かびますか?自由・楽しそう・カフェで優雅に作業・楽というようなイメージでしょうか。先日友人と会った時にリモートワークで働いていることを話すと、「いいねぇ。自由そうで」といわれました。たしかにリモートワークで働く前は、私も少なからずそういったイメージをもっていました。
でも実際に働いてみると、そんなこともありません。会社員同様、責任のある仕事です。そこで今回はリモートワークってここが大変、でもやっぱりリモートワークっていいなと感じたことをお伝えしたいと思います。
いい意味で、自由だけれどすべて自己責任
たしかにリモートワークは、自由だと思います。いつどこで作業しても、納期さえしっかり守っていれば誰からも非難されることはありません。業務内容もしかりで、例えばデータ入力しか依頼を受けたくないと思えばデータ入力のみを受けるというように、得意な仕事だけを受けるようにすることもできます。
ただそれでは、何も新しいスキルは身につかないし成長できません。私が所属しているHELP YOUでは、アシスタントがリーダーに業務の進め方や相談などができるような仕組みになっています。
リモートワークなので、作業空間にひとりという環境の中でモチベーションを保ち、不明点はすべて自分で調べ、さまざまなことにアンテナを張っていないと取り残されてしまいます。出社していれば誰かが気にかけてくれるかもしれませんが、リモートワークでは自分から発信していかないと仕事量を増やすこともスキルアップすることもできません。
子育てしながらって楽じゃない
うちには1歳6カ月すぎの息子がいます。最近はSkype通話やビデオチャットで打ち合わせしていると、内部打ち合わせか対クライアントとの打ち合わせかに関わらず参加したがるようになりました。ときには泣きだしてしまうこともあり大変です。
限られた時間の中で打ち合わせをしているし、ご迷惑をかけてしまうので、正直この先どうするべきか迷っています。その場の応急処置として、ティッシュペーパーや新聞紙など普段ひとりで触らせないもので遊ばせたりして、何とか気持ちをそらすようにしています。
打ち合わせが終わって様子を見にいってみると、ティッシュなどがぐちゃぐちゃに散乱して悲惨な状態に…。「片付けが…」と思ってしまいますが、「息子も30分ひとりでがんばった」と思ってイライラしないようにしています。
子どもと同じ空間で作業できることには幸せを感じていますが、このようにすべて思い通りに進むわけではなく、すき間時間の活用や日々の工夫が欠かせません。この状態で業務量を増やしていくとなると、家事などで優先順位の低いものを削っていくことが必要になります。
例えばスーパーの買いものを週1回に減らす、ご飯は週末に作り置きするなどです。
よく「リモートワークだったら、平日も自由に時間が使えるよね。子供と遊べるね。」といわれますが、子育てしながらリモートワークしていると、自由な時間って子どもが寝ているときぐらいです。リモートワークだから楽なんてことは決してありません。
やりがいもある
少しマイナスイメージばかりお話してしまいましたが、工夫さえすれば子どもと遊ぶ時間も作ることができます。リモートワークを始めた当初に比べると、TimeCrowdのおかげもあり時間の使い方が以前よりうまくなったと思っています。
また、今私は固定の担当クライアントをもたせてもらっています。業務の内容は求人関係の対応とリサーチが主ですが、自分の意見も述べつつ、少しでもクライアントの仕事の助けになればと思っています。自宅にいながら社会と関わり合いをもち、自分の意見も発信できるということにやりがいを感じています。
さいごに
リモートワークは決して楽というわけではありません。
ただ、子どもと同じ空間で作業できることはリモートワークならではの特権だと思っています。予定通りに作業できなかったりすると「どうしよう。明日までなのに…」と思うこともありますが、以前に比べると生活にフィットしてきたように感じます。
また以前は仕事って憂鬱と思うこともありましたが、リモートワークを始めてからはこのように感じることはありません。おそらく自分の意思でやりたいようにやらせて頂いていること、無駄な時間がなく有意義だと感じているからだと思っています。
これからも日々工夫を重ね、リモートワークを楽しみます。