あるきながラジオ#02 245cloudのサーバが落ちて、会社の存在意義について考えた話

TimeCrowd代表があるきながら語るポッドキャストのweb版です。
音声はこちらで聴くことができます。


2019.3.4

今は中野坂上という駅でさっきまでお客様とミーティングしていて、そこから歩いて西新宿に向かっています。

個人サービスの245cloudというサービスをやっているんですが、ミーティング中に突然、それが落ちているという連絡がきて、僕がミーティング中なので対応できなかったんですね。結果、うちのメンバーが復旧してくれたんですけど…。

そこで思ったのがサービスを立ち上げるのは簡単でも、維持するのは大変だなと。サーバーが落ちないようにするとか、ユーザーが飽きないようにするとか、サービスを維持するためには本当にやることが多いんだなと思いました。

 

245cloudは、音楽を聴きながら24分集中するというアプリで、2014年に個人で作ったものなんですね。

当時、parse.comっていうサービスがあって、それを使うと、サーバーの知識がなくても簡単に立ち上げられると。この245cloudも最初のプロトタイプを2〜3時間とかでパパッと作れちゃったので本当に簡単に立ち上げられてすごいなと思ったんですね。

当時から、これからは個人の時代と言われていて、会社を作らなくてもこういうサービスを使えれば、個人が一人で自由に開発・ものづくりができる。それってすごい世界だなと。

 

でもその後、parse.comはフェイスブックという会社にバイアウトして、もっと大きくなると思っていたら、1年後にサービス完全終了になりますと。当時、世界中で60万個のアプリがparse.comで動いていたんですが、全部使えなくなってしまったんですね。

その時に思ったのが、こういうサービスを使って個人が一人でクリエイティブを発揮できて、インフラを作れるのは魅力的なんだけど、そのインフラは絶対にとめてはいけないなと。

 

会社の存在意義っていうのも、このことから考えられるなと思っていて。

会社として仲間を集めて何かやるんだという時は、会社は個人がクリエイティビティを発揮するための土台ですよね。

たとえば絵描きさんが、絵を書きたいのに絵の具を作ることからやらないといけないと、絵描きさんのクリエイティビティを発揮できないですよね。

だから、僕らが頑張って絵の具を作るみたいな感じで、会社の存在意義とは、みんながクリエイティビティを発揮できる土台みたいなところだと思っています。

以上です。

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