プロジェクトマネジメントにおすすめのフレームワーク4選。プロジェクト管理の進め方解説

「プロジェクトマネジメントを任されたけど、そもそも進め方がわからない」

「プロジェクト管理のための便利なフレームワークを知りたい」

上記のような部分が、初めてプロジェクトマネジメントをする方がぶつかる壁なのではないでしょうか。

本記事では、プロジェクトマネジメントの進め方や、プロジェクト管理におすすめのフレームワーク等を解説していきます。

プロジェクトマネジメント(プロジェクト管理)とは

プロジェクトマネジメントは、プロジェクト管理とも呼ばれ、プロジェクトを円滑に進めるためのヒト・モノ・カネ・時間等を管理する業務のことを指します。

プロジェクトマネジメントは主にシステム開発のチームにおいて使用される言葉ですが、プロジェクトベースで動く様々な仕事にとってプロジェクトマネジメントは欠かせないものとなっています。

プロジェクトマネジメントを円滑に進めるためには、適切なフレームワークやツールを使用することが重要です。

▼プロジェクトマネジメントの概要については下記記事もご参照ください

プロジェクトマネジメントを円滑に進めるフレームワーク4選

プロジェクトマネジメントのために便利なフレームワークはいくつかあります。

ここでは代表的なものを4つを、プロジェクトの進め方と一緒にご紹介します。

PMBOK(ピンボック)

PMBOK(ピンボック)は、「Project Management Body Of Knowledge(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)」の頭文字をとった略語で、プロジェクトマネジメントに関する知識を体系的にまとめたものです。プロジェクトマネジメント協会(PMI)がPMBOKに関するガイドを発行しており、これに紐づいた資格には「PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)」があります。

PMBOKは、プロジェクトを10の知識エリアと5のプロセスに細かく分類している点が大きな特徴となっています。

それぞれについて、簡単にまとめると以下の通りです。

PMBOKにおける10の知識エリア

  1. 統合マネジメント:ほかの9つの知識エリアのプロセスを統合し、調整を行う活動
  2. スコープマネジメント:プロジェクトの範囲を定め、必要な成果物やタスクをブレイクダウンして業務を明確化する活動
  3. タイムマネジメント:納期(スケジュール)をマネジメントする活動
  4. コストマネジメント:プロジェクトに関わるあらゆるコスト(費用)を管理する活動
  5. 調達マネジメント:プロジェクトを進める上で必要なサービスや製品を調達することを管理する活動
  6. 品質マネジメント:成果物の品質を管理する活動
  7. 人的資源マネジメント:プロジェクトに関わる「ヒト」に関する資源を管理する活動
  8. コミュニケーションマネジメント:あらゆるステークホルダー(ユーザーやスポンサー等)との適切なコミュニケーションを行う活動
  9. リスクマネジメント:プロジェクトに関わるあらゆるリスクを洗い出し、管理する活動
  10. ステークホルダーマネジメント:既存のステークホルダーと良好な関係を築くことや、潜在的なステークホルダーに働きかけることで、ステークホルダーを広げていく活動

PMBOKにおける5のプロセス(プロジェクトの進め方)

  1. 立ち上げ:プロジェクトに関わるあらゆる情報を集め、プロジェクトを開始する下準備をするプロセス
  2. 計画:プロジェクトの目的を達成するための作業計画を作成するプロセス
  3. 実行:計画に基づいてヒト・モノを調達してプロジェクトを実行していくプロセス
  4. 監視・コントロール:プロジェクトの計画とのズレを認識して、修正していくプロセス
  5. 終結:あらゆる面から計画に基づいたプロジェクトが完了していることを確認するプロセス

CCPM

CCPMとは、「Critical Chain Project Management(クリティカルチェーンプロジェクト管理)」の略で、プロジェクト全体としてのバッファを設定してプロジェクトマネジメントする方法です。

CCPMのメリットは、プロジェクトのタスクの納期を可能な範囲で短縮し、バッファを設けることで、全体として最適化したプロジェクトを進行できる点です。

具体的なCCPMにおいてのプロジェクトの進め方は、まずはそれぞれのタスクをギリギリのスケジュールで設定します。その上で、プロジェクト全体としてのバッファを大きめに残しておきます。そして、各タスクで遅れが出そうな時にその全体のバッファから時間を調整し、全体のバランスを調整し、納期に間に合うようにプロジェクトマネジメントを行っていきます。

P2M

P2Mとは、「Project & Program Management」の通称で、上述したPMBOKなどを元にしたプロジェクトマネジメントの仕組みに、プログラムマネジメントを加えた日本発祥の考え方です。P2Mは、特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)がその普及を担当しており、PMAJが主催するP2Mに関する資格もあります。

P2Mのメリットは、PMBOKは単一のプロジェクトマネジメントのみに対応したものに対し、P2Mは複数のプロジェクトのマネジメントに関する統括マネジメントにも対応している点です。

単一プロジェクトではなく、複数のプロジェクトが折り重なった大きなプログラムを運用する際は、こちらを参考にすると良いでしょう。

PPM

PPMとは、「Project Portfolio Management(プロジェクトポートフォリオ管理 )」の略で、複数のプロジェクトを集中して管理するフレームワークです。

プロジェクトをポートフォリオ管理するためには以下の5ステップがあります。

  1. 目標を設定する:ポートフォリオの成功基準をどこに置くかを設定します。
  2. 調査やアイデア出しを行う:1を達成するためにはどのような施策が必要かを調査・アイデア出しを行います。
  3. プロジェクトの優先順位づけをして、取捨選択を行う:2で出てきたプロジェクトの優先順位をつけ、必要な不可欠なプロジェクトを選定します。
  4. プロジェクトを検証し、開始する:プロジェクトの実現可能性を検証した上で、それぞれのプロジェクトを実行に移します。
  5. ポートフォリオを管理する:各プロジェクトが問題なく進行しているかを管理します。

このようにプロジェクトを進めることにより、達成したい目的からずれずにプロジェクトマネジメントを行うことができます。

プロジェクトマネジメントでフレームワークを使用するメリット

ここまで、プロジェクトマネジメントにおけるフレームワークをご紹介してきました。

プロジェクト管理にフレームワークを使用することによって、以下のようなメリットがあります。

プロジェクトマネジメントを効率化できる

プロジェクトマネジメントは、PMBOKの項で説明した通り、様々な知識エリアを包括してプロジェクト全体を見通し、管理する必要があります。フレームワークを使用せずにマネジメントしようとすると、漏れが発生し、プロジェクトの進行に支障をきたしてしまうでしょう。

フレームワークを活用することで、もれなく・ダブりなく、プロジェクトの全体像を把握でき、効率的なプロジェクトマネジメントをすることができます。

組織内のプロジェクトマネジメントの品質を一定に保てる

プロジェクト管理においてフレームワークを使用しない場合、プロジェクトマネジメントをするメンバーによってクオリティに差が生まれてしまいます。たとえ、非常にプロジェクトマネジメントが上手いメンバーがいたとしても、フレームワークがなく属人化した管理方法だった場合、そのメンバーがいなくなると円滑なプロジェクト管理が不可能になってしまいます。

プロジェクトマネジメントにおいてフレームワークを活用することで、プロジェクト管理方法が属人化せず、メンバーに関わらず一定のクオリティを保ってプロジェクトを進めることができます。

プロジェクトマネジメントでフレームワークと一緒に活用したいツール

プロジェクトマネジメントにおいて、フレームワークと一緒にツールを活用すると、さらに業務効率化を進めることができます。

プロジェクトマネジメントに便利なツール

Asana

Asana:https://asana.com/ja

費用:無料〜

Asanaは、プロジェクトマネジメントにおけるタイムマネジメントやコミュニケーションマネジメント等を最適化できるプロジェクト管理ツールです。

スケジュールやガントチャート形式でプロジェクトの全体管理をできるのはもちろん、個人個人でのタスクを割り振り、各メンバーごとにタスクを管理することもできます。

上述したフレームワークを前提として考えつつ、このようなツールをしようすると効率的にプロジェクトマネジメントを行うことができます。

プロジェクトマネジメントをさらに効率化させるツール

TimeCrowd

TimeCrowd:https://timecrowd.net/

費用:無料〜

TimeCrowdは、各メンバーのタスクごとの業務時間を可視化し、チームメンバーがどの業務にどのくらいの時間を使っているかを分析しながらプロジェクト管理ができるツールです。

プロジェクトマネジメントのフレームワークにおいて、時間管理はもっとも重要な要素の一つです。時間管理が適切にできていないと、納期の遅れや品質の低下を引き起こします。

TimeCrowdを使うと、それぞれのタスクに使っている時間を自動的にグラフにして見ることができるので、予想以上に時間を消費しているタスクがあればそこにすぐに気づき、改善に生かすことができます。

時間管理ツール「TimeCrowd」の資料をダウンロード

▼プロジェクトマネジメントにおすすめのツールは下記記事もご参照ください

まとめ|プロジェクトマネジメントツールとフレームワークを上手に活用しよう

プロジェクトマネジメントに関わるフレームワークや、一緒に使うと便利なツールについてご紹介してきました。

自分のチームに適切なフレームワークやツールを選び、円滑なプロジェクトマネジメントを進めていきましょう。

TimeCrowdに戻る