リモートワーク のメリットとして、自分の好きな服を着て仕事ができるということがあります。極端に言うと、朝起きて顔だけ洗い、パジャマのままでも仕事ができてしまいます。
一方で、会社に出勤して仕事をする際に、スーツを着ると仕事のスイッチが入ると感じた経験はありませんか?服装と仕事のモチベーションや効率は関係がありそうですよね。
今回は、服装が与える仕事への影響を調べてみました。
服装は仕事効率に影響を与える?
最近はGoogleなどのように、従業員のドレスコードがなく、社員の多くがカジュアルな服装で仕事をしている企業も増えてきていますよね。
普段はスーツだけれど、週に1日はカジュアルデーを設けている企業もあるようです。
カジュアルな服装で仕事をすることに対し、いくつか意見があるようなのでまとめてみました。
肯定派の意見
- おしゃれができて気分が上がる
- 社員同士の会話のきっかけになる
- 会社の風通しが良くなる
- 発想が柔軟になりアイデアが出やすくなる
反対派の意見
- スーツを着た方がオンオフの切り替えがしやすい
- カジュアルな服装だと緊張感が低下する
- 取引先と突然会うことになった場合に備えてスーツを着ておきたい
- スーツの方が毎朝の支度が楽
たしかに、お気に入りの服を着ていると、気分が上がり、仕事のモチベーションも上がりますよね。
カジュアルな服を着ている方が気分が上がるという人もいれば、スーツの方が気分が上がるという人もいます。
また、仕事をする上で、職場の雰囲気は仕事の効率に直結すると言ってもいいくらい重要です。一人で黙々と仕事をするような職場では、良い緊張感を与えてくれるスーツの方が適しているかもしれませんし、みんなでアイデアを出し合って仕事を進める場合はカジュアルな服装が適しているかもしれません。
やはり服装は、仕事効率に大きな影響を与えているようです。
人はその制服通りの人間になる
「人はその制服通りの人間になる」という言葉を聞いたことがありますか?
これはフランスの革命家、ナポレオン・ボナパルトの言葉です。
この言葉からもわかるように、服装は見た目を変えるだけではなく、私たちの意識にも大きな影響を与えるようです。
服装が及ぼす心理的影響についての研究結果をまとめた、英ハードフォードシャー大学のカレン・パイン教授は、「何を着るかで、自分にどれだけ自信を持てるか大きな影響がある」と主張しています。
ピシッとしたスーツを着ると、自信が湧いてくるという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
反対に、「くたびれた服は、着る人もくたびれさせる。」というスタイリストの押田比呂美さんの言葉もあるように、服装が決まっていない日はなんとなく気分も下がり、自信が持てないですよね。
仕事をする上で、セルフイメージは重要です。自信が湧いてくるような服装で仕事をした方が仕事の効率も上がるのは間違いなさそうです。
リモートワーカーの服装
リモートワークを行う時、特に自宅で仕事をする場合は、ついつい適当な服装で仕事をしてしまうという人も多いと思います。
リラックスできて、アイデアも浮かびやすいというメリットもありますが、人によっては、少し緊張感があった方が仕事がはかどるという人もいますよね。
そのような場合は、カジュアルすぎる服装ではなく、オフィスカジュアルのようなファッションでカフェなどに出かけて仕事してみるのはどうでしょうか?
「人はその制服通りの人間になる」という言葉もあるほど、服装が私たちに与える影響は大きいようです。着ると自信が湧き、気分も上がる服装で仕事をした方が、リモートワークを行うときも仕事の効率が上がりそうです。
くたびれた服を着て、その服を着ている自分に自信が持てないような服装で毎日仕事をしてしまっては、自分のセルフイメージも低下します。リモートワークを行う時の服装についても、ぜひ今回紹介したことを参考にしてみてください!