子育てしながら、リモートワークで働いています。まだリモートワークを始めて1年も経ちませんが、子どもと同じ空間でお仕事できる、仕事途中の息抜きに家事もできるというありがたい環境に満足しています。
でもまだまだ日本には、リモートワークを進めていない会社は山ほどあります。反対に次々にリモートワークを進めている会社もあります。この会社の違いとは何なのか。私なりに考えたことも含め、お伝えしたいと思います。
リモートワークを推奨しやすい職業
まずは、リモートワークで働きやすい職業を考えてみました。
- エンジニア
- デザイナー
- セールス
- ライター・編集長
これらの職業では、リモートワークを推奨している会社も多いのではないでしょうか。ひとりでも難なく作業できる仕事や成果の分かりやすい仕事は、リモートワークに適しているのではないかと思います。
反対に共同作業でないと仕事を進めにくい職業では、まだまだ難しいとも感じます。
例えば現場での共同作業が必要なイベント運営業や、建築工事業者など現場に出向くことが必須の職業においては、リモートワークをとりいれるにも限界を感じます。そうはいっても日本の人口が減少し、働き手が減少している中で、働き方を選べる社会を作り、工夫して人手を確保することは重要ではないでしょうか。
リモートワーク導入の勇気
ではなぜリモートワークを推奨する会社は、次々と導入しているのでしょうか。一概にはいえませんが、お互いの「信頼」も理由として挙げられるのではないでしょうか。
例えば、リモートワーク導入に踏み込めない会社の場合、毎日当たり前のように顔を合わせて仕事をしていた人たちにとって、お互い顔を合わせないということ自体が不安なのではないでしょうか。顔を合わせることが大きな安心材料になるので、リモートワークを進める時にも、上司から部下へのマネジメント方法をどのように変えたらいいのかわからないことも関係しているのだと思います。
いくらChatWorkなどのツールやビデオ通話でコミュニケーションが取れるといえど、本当に仕事は進んでいるのか、さぼっていないのか、はたまた困っていないのか見えないことへの不安があるのだと思います。
私自身リモートワークを始めてみて
私自身リモートワークを始めた当初は不安でした。すぐに質問できない環境で仕事は進むのか、迷惑をかけてしまうことにならないかという思いが常にありました。
私の場合上司ではなく、部下という立場ですが、質問したいときに「こんな内容で聞いてもいいのか」「進め方は合っているのか」などさまざまなことを気にしていました。リモートワークの場合、すぐに聞ける環境ではないので聞く側も「これぐらいのことで聞いてもいいものか…」と躊躇していました。
不安なく対応できるようになった理由として、相談はしつつも「とりあえず、やってみよう」「きっと大丈夫」というスタンスで臨むようにしたことで、気負いしなくなり自信をもって対応できるようになりました。
先述のように監視するマネジメントではなく、ある程度部下を信頼して任せるマネジメントに変化していくことも、リモートワークを進めるには大切なことだと感じました。
さいごに
私は今年からリモートワークで働いていますが、主人は会社勤めで出社して働いています。仕事だけでなく飲み会・接待・ゴルフなど、土日も会社の行事や付き合いで時間を取られます。
子どもが小さいので、もっと家族との時間を作りたい、自分の時間も作りたいといいますが、なかなか時間に余裕がありません。おそらく私の家庭だけでなく、このような家庭はまだまだ多いのではないでしょうか。家族や自分のために時間をかけることは贅沢なのでしょうか。私は、そんなことはないと思います。
職種によっては、まだまだリモートワークが難しい分野もあると思いますが、少しでも時間に追われない豊かな暮らしが広がるといいなと思います。