サポートメンバーのAika Nukiiです。
最近、マインドフルネスの一環で、瞑想を取り入れる人が増えていますね。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツが瞑想を習慣にしていることは有名ですが、最近ではGoogleも瞑想の時間を取り入れるなど、話題になっています。
私自身、瞑想と聞くとスピリチュアルな感じが強く、気にはなるものの半信半疑で、なかなか踏み込めなかったのですが、どうやらそれは誤解だったようです。
先日、瞑想の科学的効果に触れていた以下の記事を見つけて気になったので、あらためて瞑想について調べてみました。
瞑想の効果とは
瞑想することでストレスが減る、ポジティブになれるといった効果は、単なる思い込みだと思っていました。しかし、先述の記事によると、瞑想を続けることで、脳自体がポジティブな思考を生む脳へと変化していくということを知りました。
瞑想を始めてからストレスが低減したと報告している者の脳では、扁桃体の部分の灰白質密度の減少が見られた。扁桃体は不安とストレスの中心的役割を担っているといわれ、この部分の灰白質密度が低くなっているということは、不安やストレスが抑制されていることを意味する。
さらに、以下のようにも書かれています。
プログラムの実行前よりも海馬(hippocampus)の部分の灰白質(gray matter)密度が高まっていることがわかった。脳のこの部分は記憶や自己意識、同情心、考察などの活動に関係しているといわれている。
これらの脳の変化がどういった結果を生むかというと、ストレスが減り、ポジティブな思考が生まれやすくなるそうです。この変化によってクリエイティブな発想が浮かびやすくなり、コミュニケーションが上手になる効果もあるそうです。さらに、集中力も高まり仕事の生産性が上がるとも。科学的に証明されていると知ると、私も「思い込みでは?」という考えを改めようという気になりました。
とはいえ、瞑想を実践する方々の著書を読んでみると、科学的根拠よりも、自身の心の整理ができることに魅力を感じている方が多いように感じます。さまざまな思考を整理整頓でき、頭の切り替えが上手になるのでしょう。
仕事の生産性が上がると聞いてますます興味が湧いたので、どんな瞑想の方法があるのか調べてみることにしました。瞑想の方法は、紹介する人によってさまざま。深い呼吸をする人もいれば、「宇宙に体を溶け込ませていくように意識を集中させる」といったものまであります。
瞑想とは自分の「今」を見つめなおすこと
そんなときに、たまたま脳科学者の茂木健一郎氏の言葉を見つけました。
マインドフルネスとは、「今、ここ」で起こっていることに注意を向け、自分の感情、思考を判断せずに観察している心の状態のこと。
方法はどんな方法にしろ、呼吸している「今」やごはんを食べている「今」を感じることに向き合うことが大切なんだと感じました。引用:「脳を鍛える茂木式マインドフルネス」(茂木健一郎著/世界文化社)
言われてみれば、「今、息をしている」、「今、座っている」、「今、歩いている」そんなこと考えずに、毎日の生活を送っています。しかし、脳にとってはこの「今」の状態を感じることこそ、五感が研ぎ澄まされ、脳が鍛えられていくことにつながるのだそうです。さらに、その「今」を感じやすい方法のひとつが「瞑想」だと茂木氏は述べています。
確かに、「マインドフルネス」の状態がどのようなものかを理解する上では、瞑想は有効である。しかし、それは、唯一の方法ではないし、常に瞑想をしなければならないわけでもない。むしろ、一度内的感覚を掴んでしまえば、あとは日常生活で良い。
たしかに、今の時代、何かに集中するのは難しいものです。周囲は喧噪であふれ、生活に追われる毎日ですから。
前述の記事には、どんな方法の瞑想でも、続けることで効果が発揮されると述べられていました。大切なのは内的な心境であって、外的な環境ではないと。つまり、電車の中であっても、瞑想しようと思えばできる、ということのようです。
また、瞑想をすることが目的になってしまえば、あまり効果を得ることができないとも、茂木氏は述べています。
マインドフルネスにかぎらず、ある特定の行為、修行にポイントがあると思いすぎると、かえって自然な日常が妨げられる。自然体で、何をしていても、その心根に至る、というふうになれば、その人はそのコツを掴んだ、ということになるのだろう。
私自身、瞑想を日常に取り入れて、どんなモチベーションの変化があるのか、仕事の生産性に変化があるかなど、実験してみたいと思っています。またブログ内で経過報告ができればと思います。
実験方法
ちなみに私が取り入れる瞑想は、メンタリストDaigoさんがおこなっているという方法。1日5分からを目安に、座って、背筋を伸ばし、深い呼吸をおこなう方法です。目安は1分間に6、7回の呼吸数。この方法でまずは2ヵ月続けてみたいと思います。