ビジネスパーソンにとって、ビジネス書を読むことはスキルをあげるためにも大切ですよね。
私は本が好きで、よく本は読むのですが、どちらかというと小説や自己啓発本が好きで、ビジネス書は苦手です。たまにビジネス書を買うこともありますが、私には難しすぎたり、私が求めていたものとは違ったり…。そのような場合でも“せっかく買ったのだから読まないともったいない”と感じ、無理して最後まで読むこともしばしばありました。これでは時間がもったいないですよね。
そんな時、ある読書術を知りました。その中の“点検読書”という読書の方法が、忙しいビジネスパーソンにはピッタリ!だと感じたので、さっそく実践してみました。今回はこの点検読書を紹介します!
リモートワーカーは様々なスキルが必要…読書は不可欠?
私がリモートワーカーをやってみて感じたのは、リモートワーカーって本当に様々なスキルが必要だということ。色々な案件を締め切りまでに終わらせるために、自分でフォーキャストを立てたり、時間管理をしたり。もちろん案件ごとに必要なスキルも違ってきます。たとえば、ライティングスキルや、わかりやすい資料を作成するスキル、企画書を作成するスキル…またテキストでやりとりすることがメインなので、コミュニケーションスキルももちろん必要。
会社にいる時は自分を“管理”してくれた上司の役目も自分でやる必要があります。私の所属しているHELP YOUは、チームで仕事をしているので、わからないことは質問すればリーダーが答えてくれたり、アドバイスをくれたりもしますが、会社に所属している時よりも“自分一人でやる”ということが多いです。
そのため、ビジネス書を読みスキルアップすることは、リモートワーカーには特に必要だと感じます。
忙しい人にオススメの点検読書とは?
点検読書とは、『本をよむ本』(講談社学術文庫/M.J.アドラー、C.V.ドーレン著)の中で紹介されている、4つの読書レベルの中の第二レベルの読書法です。
第一レベルの“初級読書”は小学生から10代前半までの子供が身につける読解力の段階で、点検読書はその次のレベルです。本格的に本の内容を分析する“分析読書”(第三レベル)、さらなる理解を深める“シントピカル読書”(第四レベル)とレベルは上がっていくのですが、限られた時間の中で内容を理解することができる“点検読書”に今回は注目します。
点検読書は、以下のようにして行います。
- タイトル・サブタイトルからその本の目的を見極めます。
- 目次をみて、その本はどんな構成になっているのか、またその本の大まかな内容を把握します。
- 索引がある本は、索引の中の重要な言葉を選び、その言葉の説明があるページを開いて読んでみます。
- 本のカバーに書いてある宣伝文句は、その本の要点になっていることが多いのでチェックします。
まずこの時点で、その本は読む必要があるのか、それとも時間を費やしてまで読む価値はないのかを判断できるでしょう。
自分にとって読む必要がある本であれば、重要そうな章を読んで、その章の内容を理解します。
さらに、パラパラとページをめくり、所々拾い読みをしてみます。自分が重要そうだなと感じた部分は、その章の結びの部分に注目するとよいそうです。結びの部分で、著者は自分の意見を述べているので、要点を理解しやすくなるということです。
さいごに
このように点検読書をすると、短い時間でも、その本がどのような本なのか、また何を言おうとしているのかを掴むことができます。
短時間でビジネス書の内容を理解し、仕事に取り入れることができること。また、その本をじっくり読むべきか正確に判断できるので、不必要な本を読み進める無駄な時間もなくなること。このような理由から、点検読書は、時間がないビジネスパーソンにとってぴったりだと思います。
私はビジネス書が苦手ですが、この方法で少しずつビジネス書を読んでみようと思います!