図解でわかる、
業務可視化のはじめかた

「何に時間を使っているのか」を説明できないまま、忙しさだけが続いていませんか?
業務可視化は、小さく始められます。まずは、記録してグラフを作成してみる。それだけで次の打ち手が見えてきます。

いま、何が気になっている?

同じ「可視化したい」でも、出発点はさまざまです。
近いものを選ぶと、記録したときに出てくるグラフと、次の打ち手が切り替わります。

不安 不透明 / 先行き不明 何に時間を使ったか、説明できない
負荷偏在 リソース不足 / 最適配置ができない 特定の人に、業務が偏っている気がする
非効率 ムラ / 手戻り 同じ作業なのに、人によって時間が違う
遅延 長期化 / 進捗不明 / 認識ズレ どの工程に時間がかかっているのか、分からない
判断困難 根拠不足 / 説明責任 増やすか、外に出すか、決め手がない
「その他」の中身を分解する イメージ図
ざっくり分けると その他 2割くらい 細かく分けて記録すると 13% 11% 9% 会議準備 社内調整 突発対応 実は33%あり、その中身まで見えた
たとえば、こんな数字が出てきます

2割くらいと思っていた「その他」が実は33%あり、中身は会議準備13%・社内調整11%・突発対応9%だった

だから、何をするか

粗いカテゴリを分解して記録する。まずは2週間、実際の作業単位で打刻してみる。

チーム内での業務量の分かれ方 イメージ図
チーム7名・週153時間 上位2名 55% 残り5名 45% 1人あたり 約42時間 1人あたり 約14時間 同じチームで、1人あたり3倍の差
たとえば、こんな数字が出てきます

上位2名で全体業務量の55%を担っていて、残りの5名で45%だった

だから、何をするか

偏っている業務を洗い出して、担当を組み替える。まず「誰が何をどれだけ」を並べて見る。

同じ作業にかかった時間のばらつき イメージ図
最大10倍のひらき 0h 1h 2h 3h 速い人と遅い人で、手順が違っていた
たとえば、こんな数字が出てきます

同じ「レポート作成」で、所要時間が30分〜3時間と10倍違った

だから、何をするか

速い人の手順を標準化して、中央値に寄せる。工程ごとの時間で比べるのが早い。

1案件の工程別の時間 イメージ図
1案件の合計 24.0時間 工程A 工程B 工程C 工程A 5.5時間 工程B 12.5時間 工程C 6.0時間 1案件の時間の半分が、工程Bに集まっていた
たとえば、こんな数字が出てきます

工程Bだけで1案件あたり12.5時間かかっていて、全体の52%を占めていた

だから、何をするか

時間がいちばん集まっている工程から手順を見直す。まず工程ごとに分けて打刻する。

メンバー別・業務時間の内訳 イメージ図
非専門タスク 4名で 月80時間 Aさん 25h Bさん 20h Cさん 18h Dさん 17h 専門タスク 非専門タスク 専門職の時間の1割強が、専門外の作業だった
たとえば、こんな数字が出てきます

A〜Dさんの非専門タスクが、合計で月80時間かかっていた

だから、何をするか

その80時間を専門家にアウトソースする。まず、誰のどの作業が専門外なのかを記録で切り分ける。

ほかにも、こんな気がかり
忙しさ 月末3日間に月間業務量の40%が集中していた、というように「山」の位置が見えてきます。
属人化 「請求処理」の92%を1名が担当していた、というように引き継ぎリスクの所在が分かります。
品質低下 やり直し作業に月18時間。この数字を起点に現場へ聞くと、7割はクライアントの要件変更によるものだった、というように原因まで辿れます。
生産性 タスクを1時間以内の粒度に分けているメンバーのほうが、時間あたりの処理件数が多い、といった比較ができます。

何を可視化できる?

「業務を可視化する」と言っても、見えてくるものは様々です。
グラフとして何が出てきて、そこから何が言えて、だから何をするのか。3点セットで見てください。

1日の時間の使い方 イメージ図
33% その他 作業 28% 打ち合わせ 23% 資料作成 16% その他 33% いちばん大きい塊が「その他」だった
記録するもの 開始/停止で、作業ごとの所要時間
読み取り

1日の時間配分と、その偏り。「その他」や「雑務」に大きな塊があれば、そこが次に分解する対象です。

判断

塊の大きいカテゴリを、細かく分けて記録する。まずは自分の2週間から始められます。

メンバー別の業務量 イメージ図
Aさん 44h Bさん 39h Cさん 18h Dさん 16h Eさん 14h Fさん 12h Gさん 10h 上位2名で、全体の54%を担っていた
記録するもの 業務ごとの工数を、メンバー横断で棚卸し
読み取り

誰にどれだけ業務が乗っているか。合計だけでなく、どの業務で偏っているかも見えます。

判断

偏っている業務から担当を組み替える。持ち替えたあとの効果も、同じグラフで確認できます。

同じ「レポート作成」にかかった時間 イメージ図
担当A 0.5h 担当B 0.8h 担当C 1.2h 担当D 1.5h 担当E 3.0h 中央値 1.2h 同じ作業なのに、最大で10倍のひらき
記録するもの 業務の手順を工程に分け、工程ごとの時間
読み取り

同じ作業でも所要時間にばらつきが出ます。手戻りが多い工程や、人によって手順が違う工程が浮かびます。

判断

中央値に近い手順を標準として文書化する。ばらつきの大きい工程から手をつけます。

工程別の投入時間 イメージ図
5.5時間 工程A 12.5時間 工程B 6.0時間 工程C 工程Bだけで、1案件の時間の半分を使っていた
記録するもの 誰が・どの案件の・どの工程に時間を使ったか
読み取り

どの工程に時間が集まっているか。案件ごとの差や、人による差も数字で出ます。

判断

時間のかかっている工程から手順を見直す。工程の切り方をそろえて打刻します。

「問い合わせ対応」の月ごとの時間 イメージ図
18h 4月 20h 5月 19h 6月 52h 7月 21h 8月 仕様変更の告知漏れで、問い合わせが集中していた
記録するもの 同じ作業を、月をまたいで続けて記録する
読み取り

いつもの水準と、そこから外れた月が分かります。跳ねた月の中身を開けば、どの作業が増えたのかまで辿れます。

判断

突出した月の原因を特定して、手を打つ。効いたかどうかは、翌月の棒が元の水準に戻るかを確かめられます。

可視化から始めた人の、その後

可視化から入って、そのあと何をして、どうなったか。
目的の近いものから見てください。

メーカー 301名以上

キリンホールディングスが業務改善への第一歩にTimeCrowdを活用

キリンホールディングス株式会社 事例を読む →
どう可視化したか

業務改善の第一歩として、まず何にどれだけ時間を使っているかを記録した

何をやったか

記録した業務時間に一人あたりの時給を掛け、コストの視点で業務を見直した

どうなったか

コスト意識が生まれ、改善すべきボトルネックを洗い出せるようになった

ITシステム・通信 301名以上

業務改善のボトルネックをいち早く特定|GMOペパボが工数データの収集に「TimeCrowd」を活用

GMOペパボ株式会社 事例を読む →
どう可視化したか

工数データを集計し、どの業務にどれだけ時間をかけているかをリアルタイムで見えるようにした

何をやったか

時間のかかっている業務の内訳をたどり、外注先への依頼内容や返信ルールを見直した

どうなったか

業務改善のボトルネックを、早い段階で見つけられるようになった

面談化率 35%→60%
BPO 11~100名

工数と利益率をTimeCrowdで可視化。人材紹介会社が面談化率を35→60%に改善できた理由

MASTER key株式会社 事例を読む →
どう可視化したか

サービスごとの工数に時間単価を掛け、かかっている人件費を見えるようにした

何をやったか

営業担当が事務作業に月160時間を費やしていると判明し、専任のCS担当を1名採用して分けた

どうなったか

面談化率が35%から60%に改善した

出版・メディア 11~100名

時間の見える化で変わり始めた、制作現場の意識改革。株式会社タノシナルが取り組むTimeCrowdでの工数管理

株式会社タノシナル 事例を読む →
どう可視化したか

制作現場の作業時間を、プロジェクトごとに記録した

何をやったか

記録をもとに原価と予算に対する粗利を可視化したボードを、社内に公開した

どうなったか

「時間の見える化」をきっかけに、現場の意識が変わり始めた

導入事例をもっと見る

時間の記録は、可視化だけじゃない

時間の記録で残るのは「誰が・いつ・何に・どれだけ」の4つ。
この同じデータが、様々な用途で活用でき、データによる組織改善も行っていけます。

① 同じ記録が、チームごとに違う用途で活きる

時間データは多目的。見方を変えるだけで、それぞれの関心に応えられます。

この案件、儲かってる? 採算管理
改善は効いた? 改善効果の測定
見積はなぜズレる? 見積精度の向上
誰の負荷が高い? 育成・配置
どこに時間が偏ってる? リソース最適化
正しく請求できてる? 請求・契約管理
▲ 同じ記録を、関心に応じて使い分け
時間データ — 全社共通の基盤

「誰が・いつ・何に・どれだけ」を、部門や職種を問わず同じ粒度で記録できる唯一の単位。

② 全社の共通言語になる

同じ「時間」という単位を持つことで、組織として次のことが可能になります。

部門間の対話が成立する

単位が同じだから、チームをまたいで比較できる

経営が全社を俯瞰できる

どこに何時間投下されているかが見渡せる

間接部門の貢献も見える

直接利益につながらない働きも、時間なら可視化できる

③ 検知と原因特定が、同時にできる

「どの工程に・どれだけ」で記録されているため、異常の検知と原因の特定が1ステップで進みます。

1 検知

工程Bの時間が想定より長い、と途中で気づく

→
2 原因特定

工程名がそのまま、原因の所在を示している

→
3 アクション

工程Bの手順や担当を見直して、すぐ手を打てる

採算・コストまで踏み込む場合

同じ記録に単価をかけると、案件ごとの採算が見えます。収益構造ごとの見方は採算管理の特設ページで扱っています。

人件費から考える採算管理を見る →

時間記録を続けるための仕組み

可視化が続くかどうかは、運用ルールと記録のしやすさで決まります。
まずルールを決めて、自社に合った仕組みを選びましょう。

まず決める
現場に合った運用ルール

いつ打刻して、いつ振り返るかを現場に合わせて決める。必要に応じて、ルールから外れた記録を通知で気づけるようにしたり、未分類の記録を振り返りで分類したりします。

しっかり可視化
打刻とレポート機能

ワンクリックの打刻データが自動で集計され、メンバー別・カテゴリ別のグラフになる。集計の手間がなくなります。

自動化・連携
いつものツールと連携

カレンダーやチャットとデータを連携し、いつもの予定や作業がそのまま記録になる。記録した時間を、いつものツールへ渡すこともできます。

どの構成が自社に合うか分からない場合は、TimeCrowdにご相談ください。記録が続く運用の作り方から、一緒に設計できます。

最初の一歩は、この3つ

まずは、小さく試してみてください。
ツールを入れるかどうかも、そこで判断できます。

1
業務内容・業務量を調査する

まず、自分やチームが何をやっているかを書き出します。粒度は粗くて構いません。抜けはあとから足せます。

業務可視化エクセルテンプレート(無料)

業務量調査とは?メリットや具体的な方法を解説

2
工数管理・時間管理を行う目的を決める

何のために測るのかを先に決めます。目的が決まると、記録の粒度とタイミングも決まります。

3
実際に計測・可視化を行い、検証する

完璧を目指さず、まずは定例会議の議題に出すところまで。「記録する」で止めず「日常的に使えるようになる」まで進めるかどうかで、続くかどうかが決まります。

時間の可視化なら、TimeCrowd

ここまでの「記録して、グラフにして、眺める」を、そのまま仕組みにしたツールです。
打刻はワンクリック。集計とグラフは自動で出てきます。

柔軟な時間記録
  • カレンダー連携で、予定がそのまま実績になる(二重登録がいらない)
  • リアルタイムでも、あとからでも記録・修正できる
  • 月末にまとめて入力する作業がなくなる
多角的な分析レポート
  • 全体サマリ:チームごとの稼働時間・残業傾向・業務比率
  • 作業内容分析:カテゴリ/タスク別の工数、メンバーごとの内訳
  • 人件費管理:案件ごとの人件費・原価計算・収益性
外部サービス連携
  • Googleカレンダー・Outlook・Chatwork と連携
  • API/Webhook でのカスタマイズにも対応
  • CSVエクスポートで、ExcelやBIツールにも渡せる

記録はブラウザ・Chrome拡張機能・スマホアプリから。チーム・メンバーごとの単価設定にも対応しています。

TimeCrowdの特徴をもっと見る

まずは無料で、2週間分の記録から

「何に時間を使っているか」が見えるだけで、次に手を打つ場所は決まります。
TimeCrowdなら、ワンクリックで打刻するだけで、人・案件・カテゴリ別の時間が自動でグラフになります。まずは資料で、自社での進め方をご確認ください。

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