タイムチャージとは、仕事に対する報酬金額を決定する形式のひとつです。
この記事では、タイムチャージの意味やメリット・デメリットなどについて解説します。
また、タイムチャージ形式の案件を請け負ううえで役立つツールもご紹介します。タイムチャージ形式の案件をスムーズに進めるためのヒントを本記事で見つけてみてください。
目次
タイムチャージとは
タイムチャージとは、作業時間・拘束時間に応じて報酬が確定することです。
契約の時点で「タイムチャージ形式」であることをクライアントに提示し、月末やプロジェクトが終わった段階で、設定した1時間当たりの単価を基準に、作業にかかった合計時間を計算することで報酬額が決まります。
タイムチャージ形式は米国などでは広く浸透している料金形式です。採用している職種には、弁護士・コンサルタント・エンジニアなどが挙げられます。
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タイムチャージの相場
タイムチャージの相場は、職種や業界によって異なります。
ここでは「弁護士」「コンサルタント」といった2つのケースをもとに、一般的な相場をチェックしていきましょう。
弁護士の場合
弁護士のタイムチャージ形式の相場は「およそ10,000円~50,000円/時間」といわれています。
「新人弁護士は10,000円」「ベテラン弁護士であれば40,000円」など、経歴や実績によって金額は異なります。また、所属する法律事務所によって報酬基準は異なるため、相場以上の金額がかかる場合もあるでしょう。
コンサルタントの場合
コンサルタントのタイムチャージ形式の相場は、下記の金額帯が目安といわれています。
- 小規模・個人:およそ10,000~20,000円/時間
- 中堅系:およそ20,000~50,000円/時間
- 大手外資系:およそ30,000円~100,000円/時間
コンサルティングを行う企業の規模が大きくなれば大きくなるほど、時間単価も高くなるのが一般的です。また「戦略系」「IT系」など、担当する業務内容によっても報酬金額は大きく左右されます。
タイムチャージのメリット
タイムチャージ形式で業務を請け負う際のメリットは、作業にかけた時間分の報酬がもらえることです。
業務内容によっては想定よりも複雑で、必要以上に時間を要してしまう場合があります。そんなときでも、タイムチャージ形式で請け負っている仕事であれば、時間相応の対価が支払われるのです。
固定の案件としては請けづらい業務でも、タイムチャージであれば引き受けやすいケースもあるでしょう。また、依頼をする側も「この作業はタイムチャージ形式で頼んだ方がコストを抑えられる」といったケースもあり、双方にとってメリットがある契約形式になります。
タイムチャージのデメリット
タイムチャージ形式にはメリットがある一方で、デメリットもあります。タイムチャージ形式のデメリットは、かかった時間を正確に把握する必要があるということです。
トータルでかかった時間に対して報酬を支払うため、報酬が固定されている案件よりも時間にシビアになるクライアントは多いと考えられます。なかには「なぜそんなに時間がかかるの?」と疑問をもつ人もいるかもしれません。
タイムチャージ形式の仕事では、余計なトラブルを発生させないためにも、作業にかかった時間を明確にトラッキングしてクライアントに提示する必要があります。
タイムチャージ方式で業務を請ける場合は“TimeCrowd”がおすすめ
作業時間の計測におすすめなのが「TimeCrowd」という時間管理ツールです。
タスクの開始時と終了時にワンクリックで打刻をするだけで「誰が・どの業務(案件)に・どれくらい時間をかけたのか」を記録することができます。
記録したデータは、レポート画面からリアルタイムで確認が可能です。メンバーごとの時間単価を設定することで、案件ごとの人件費を算出し、収支管理にも役立てることができます。
▼TimeCrowdのレポート画面
また、時間がかかりすぎている業務(案件)があれば、原因を特定して改善することで、業務効率化や生産性向上につなげることができます。
工数管理ツール「TimeCrowd」の資料をダウンロード工数入力が簡単
TimeCrowdは時間計測に特化したツールです。タスク名を選択してワンクリックで工数入力ができるため、記録操作に負担がかからない点が特徴です。
下記のようにさまざまな場面から工数入力ができるため、記録が形骸化する心配もありません。
- Webブラウザ
- Chrome拡張機能
- スマホアプリ
Chrome拡張機能では、現在開いているページのタイトルをそのままタスク名に登録できるため、余計な手間をかけずに正確な記録ができます。
また、外部ツール(Trello・Asana・kintoneなど)と連携することで、よりシームレスな入力操作を実現できます。たとえば、kintoneと連携をすることで、登録した案件カテゴリが自動でTimeCrowd上に反映されるため、メンバーが簡単にカテゴリを選択できるようになります。
別途開発が必要なケースもあるため、連携したい外部ツールがある場合には一度ご相談ください。
工数管理ツール「TimeCrowd」のお問い合わせ情報共有が簡単
組織全体でTimeCrowdを活用することで、記録した時間を簡単に共有することができます。
組織内であれば「稼働中かどうか」「何の業務に取り組んでいるのか」といった情報もリアルタイムで可視化されるため、たとえばテレワークで働いていたり、出張で離れている場合でも、お互いの業務状況を簡単に知ることができます。
記録したデータは「メンバー」「案件」「期間」といった条件を指定して、グラフ上ですぐに確認が可能です。分析をするためにデータを集計/加工する必要がないため、リアルタイムで組織全体の業務状況を確認できます。
作業時間の記録から可視化まで、スムーズに行えるため、タイムチャージ形式の案件を効率的に進めるのに最適なツールです。
また、時間契約をしているクライアントに対しては、請求書を送る際に「どのような業務に・どれくらい時間をかけていたのか」を共有することで、信頼関係を深めることができるでしょう。
TimeCrowdに少しでもご興味のある方は、下記のサービス資料から詳細な機能や料金プランをご確認ください。
工数管理ツール「TimeCrowd」の資料をダウンロードタイムチャージは“時間計測”がポイント
タイムチャージとは、作業時間・拘束時間に対して報酬が確定する方式のことです。
クライアントとの良好な信頼関係を築くためには、時間計測が欠かせません。「どの業務に・どれくらい時間をかけていたのか」をいつでも確認できるように、TimeCrowdを活用して時間管理に取り組みましょう。
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