仕事がうまくいかないとき、うまく相手に話が伝わらないとき、もどかしい気持ちになりますね。また、あまりに仕事がうまくいかないときは「今日の運勢が悪かった」「今年は厄年だから」とスピリチュアルなもののせいにしたくもなります。
同じ仕事でも、相手とのやり取りがすごくうまくいく場合と、うまくいかない場合がありますね。この場合も、相手の機嫌が悪いだけとか相手との相性の問題があるなどと、不確かなものに原因を求めてしまいがちです。
そんな時に有効なのが、統計学に基づいたタイプ分析です。いわゆる心理テストに近いものですが、いかがわしいものではありません。
連続した質問に対して直感的に答える形式で、10分もあれば終えることができます。私自身、最初は半信半疑でしたが、以前の職場で初めて試した際、その結果に書いてある正確さに驚いたものです。
自分の苦手なものや得意なものを統計学的に知ることができるため、自己紹介にも役立ちます。また相手の性格的な傾向を知っていることで、コミュニケーションの取り方が変わってきます。仕事の進め方、作業の割り振りなどで、適切な判断ができるようにもなるでしょう。
そして自分の苦手分野、得意分野を知ることは、業務の効率化にも役立ちます。今回はその方法と活用法について紹介します。
自己分析に役立つ統計学
私が以前の職場のトレーニングで使用していたのが、以下のサイトです。このサイトでは60問の質問に答えていくと統計学上の16タイプに性格を振り分けてくれます。
このサイトの質問に答えていくことで、自分の統計学的な傾向を知ることができます。まずは自分の性格について知っていきましょう!
リモートワークでの活用法
リモートワークで大切なのは、自分を知り、正しく相手に伝えることですね。
そのためには、自分の性格を熟知しておく必要があります。そのなかには、自分の得意分野や苦手分野も含まれます。己の長所と短所を知ることで、スケジュール調整もスムーズに組みやすくなるのです。
また目標を立てる際も、どういった点に気を付けるべきか自然と見えてきます。
会社員の活用法
会社員の場合は、自分の周りの人にやってもらうのもいいでしょう。一緒に働くメンバーがどんな傾向なのか、そしてどんな傾向があるのかを知ることで、より業務の効率化を図ることができます。
例えば、チームを組む時、相性の良いもの同士を組ませることで業務の効率化を図れるでしょう。また資料作成や新しい分野に挑戦する際のスタッフ人選の参考にもなります。
また相手を知ることは、自分の成長にもつながります。相手の長所、短所をつかんでおくことで、今までうまくいっていたこと、いかなかったことが見えてくることも多いのです。そして、今後の対応にも参考になります。
マネージャーの活用法
初めてマネージャーやリーダー、上司という立場になるという方は、以下の分析の後半に出てくる、「親としての見解」の部分を読んでみると良いでしょう。(英語で記載されています)
子どもを育てることと、部下を育てることには、共通する部分が多々あります。その内容をしっかり把握しておくことで、マネジメントで生き詰まった際の糸口になる場合も多いのです。また、自分がどんな上司を目指したらよいかもわかってきます。
今回紹介したサイトの診断結果は、あくまでも統計学に基づくもののため、傾向にすぎません。しかし、自分を知るきっかけ、そして相手を知るきっかけを与えてくれるでしょう。これは自分自身の向上や相手との関係の構築に有効で、仕事の効率化の糸口やヒントも与えてくれます。すぐできるものなので、移動中や休憩時間に、遊び感覚で試してみてくださいね。
また、転職や転機などがあった際にも、もう一度この自己分析を取り入れてみましょう。めったに自分のタイプが変わることはありませんが、新しい発見があるはずですよ。