今回インタビューにご協力いただいたスパイスファクトリー株式会社(以下、スパイスファクトリー)は「世界がより良い方向に向かうよう、変化を加速させる”触媒”としての役割を全うすること」をミッションとして掲げているDXエージェンシーです。
スパイスファクトリーでは「チーム・個人の成長を促進する環境づくり」に力を入れており、その環境づくりに活躍しているツールの1つとなっているのがTimeCrowdです。
今回はスパイスファクトリーの執行役員 地代 千晶様にTimeCrowdの活用法や導入に至った背景などを伺いました。
執行役員 地代 千晶 様
2017年にスパイスファクトリー株式会社に参画。2019年9月に執行役員に就任。現在はスパイスファクトリー株式会社のブランディング統括や、マーケティング等に従事。
TimeCrowd導入前の課題
- 他の時間管理ツールを使用していたが、多機能で運用やコスト面での負担が大きかった
TimeCrowd導入後の効果
- 運用面・コスト面共に負担が軽減された
- 生産性を可視化して振り返ることで、生産性の向上に繋がっている
目次
一気通貫を超えた「360°Digital Integrator」
スパイスファクトリーの事業内容を教えてください。
スパイスファクトリーでは、クライアント企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を全方位で支援しています。システム開発からUIデザイン、マーケティング支援まであらゆる手段を用いてクライアント企業の課題解決に日々取り組んでいます。近年は特に、SDGsに関連するような、社会貢献性の高い案件を数多く担当しています。
地代様の仕事内容を教えてください。
全社的なサポートや所属チームの統括、広報など非常に幅の広い業務に携わっています。
スパイスファクトリーの特徴は何だと考えますか?
スパイスファクトリーは、「360°Digital Integrator」というコンセプトを掲げています。一気通貫を飛び越え、デジタルに関する360°あらゆることの中から、お客様の課題を解決する最高のソリューションを提供している点が特徴かと思います。また、先程お伝えしたように社会貢献性の高い案件に多く携わっている点も特徴です。
TimeCrowd導入により運用負担を下げられた
TimeCrowdを導入することになった背景や課題について教えてください。
TimeCrowd導入前は、他の時間管理ツールを使っていたのですが、年間契約しかできず、また費用面も負担が大きかったため、他のツールに乗り換えることになりました。
費用面の見直しがTimeCrowd導入のきっかけなんですね。
そうです。また、以前導入していた時間管理ツールが我々には機能が多すぎて、運用負担が大きかったこともあります。
良い悪いではなく、機能が多い時間管理ツールが合わなかったんですね。
はい。また、機能が多いことに起因する動作の鈍さについても社員から声が上がっていました。その点、TimeCrowdは時間計上に特化したシンプルツールなので、運用負担を下げ、動作もサクサクでスムーズな運用ができています。
数ある時間管理ツールの中からTimeCrowdに乗り換えたのは何故でしょうか?
費用を抑えられる点と動作が軽い点が主な理由です。その他、私たちはクライアントワークなので、通常はクライアント企業のタスク管理ツールを使う必要があるのですが、TimeCrowdにはGoogle Chrome拡張機能があるので、クライアント企業のツールを使わずにTimeCrowdを使って打刻できる点もポイントでした。
TimeCrowdで生産性の可視化→振り返り→生産性の向上
御社のTimeCrowdの使い方を教えてください。
基本的に正社員からアルバイト、インターン生まで、全タスクをTimeCrowdで計測しています。そのため、休憩時間以外の業務時間は、TimeCrowdを何かしら稼働している状態です。
全タスクをTimeCrowdと紐付けているのは何故でしょうか?
「タイムチャージ案件の場合の工数管理」と「生産性の可視化」が主な理由です。特に生産性の可視化は、私たちが重視する「生産性の向上」を実現するにはなくてはなりません。私たちは1つの案件に対して体感的に「大変だった」で終わらせるのではなく、どこにどれくらい時間をかけて、どれがボトルネックだったのかを見える化し、振り返りをすることで、次の業務の生産性を上げるようにしています。その振り返りのために全タスクをTimeCrowdに紐づけています。
※タイムチャージ案件:作業時間・拘束時間に対して料金が発生する案件
地代様は、お仕事の中でTimeCrowdをどのように使われていますか?
私はブランディングディレクターからマーケターまでさまざまな職種の人が集まっているチームを管理しているのですが、各々がどの案件にどれくらい時間をかけているのかをTimeCrowdでチェックして、マネジメントのヒントにしています。TimeCrowdは、メンバーごとのタスクと時間が確認できるので助かっています。
TimeCrowd導入により、今まで気づかなかった課題が見つかる
TimeCrowd導入までに苦労したことや懸念点はありましたか?
以前使っていた時間管理ツールの場合は、1つのチケット※に複数人をアサインできていました。そのため、チケットを立てた人が他のメンバーをアサインするという習慣ができていたのですが、TimeCrowdだとアサインする担当者を決める機能がないので、メンバーがどのチケットに入力すれば良いのか分からず、放置してしまうのでは?という懸念はありました。しかし、みんな全ての業務をTimeCrowdのタスクに紐付けており、懸念で終わって良かったです。
※チケット:案件に関する内容・担当者・期日・進捗状況などを記録した作業指示書のようなもの。
TimeCrowdを使われている社員の方々のご反応はいかがでしょうか?
シンプルな機能でとても使いやすいという反応がありました。
時間管理ツールの導入検討をしている担当者へ、TimeCrowdのオススメポイントなどメッセージをお願いいたします。
どの業務にどれくらい時間が掛かっているのか、数字が見えてくることで、今まで気づかなかった課題や気づきがきっとあるはずです。TimeCrowdのログで気づいた点を改善し、より生産性を高める取り組みに繋げるということは、社内だけでなくクライアント企業にとってもプラスになるのではないでしょうか。
編集後記
どんな組織でも見積もりをつくる場合には、バッファを持つ必要があります。しかし、スパイスファクトリーはタイムチャージ方式で案件を受け「TimeCrowdを活用し、時間を測りながら生産性を上げ、全てのプロジェクトに対してしっかり成果を上げていくんだ」という考え方を持っているのだと強く感じました。そんな生産性の向上を重視するスパイスファクトリーとTimeCrowdは非常に相性が良いのだろうなと感じられたインタビューでした。時間管理をしたい、マネジメントに活用したいと思っている方はもちろん、生産性をより上げたいと考えている方は是非TimeCrowdを活用してみてはいかがでしょうか。