サービスごとの収益性を可視化し、人的リソース配分に活用|高い生産性を追求し続ける株式会社カラダノート

「家族の健康を支え笑顔をふやす」というビジョンのもと、家族にまつわるサービスを複数展開する株式会社カラダノート。同社取締役の平岡様は「一人の従業員が複数のプロジェクトを兼務することが多く、プロジェクトごとの工数が見えづらい」ことに課題を感じていました。

そこで、プロジェクトごとの稼働時間を計測するためTimeCrowdを導入。プロジェクトごとに収益性を把握し、適切な人的リソース配分について毎月の経営会議にてディスカッションされています。

今回は平岡様にTimeCrowd導入の背景や効果についてお伺いしました。少数精鋭を実現する同社ならではの時間データの活用方法をぜひ参考にしてみてください。

■プロフィール

平岡 晃様
株式会社カラダノート 取締役兼コーポレート本部長

TimeCrowd導入前の課題

  • 生産性の改善を行うにあたり、何にどれくらいの工数を使っているのかが分かっていなかった
  • 一人の従業員が複数のプロジェクトを兼務しており、プロジェクトごとの工数が見えづらかった

TimeCrowd導入後の効果

  • プロジェクトごとの工数を見える化し、収益性を把握できた。それにより人的リソース配分の意思決定がスピーディに
  • メンバーがどの業務にどれくらいの工数をかけているかがわかり、無駄な業務を減らすことができた

「どのプロジェクトに・誰が・どれくらい時間をかけているのか」を把握したかった

──最初に貴社の事業内容について教えてください。

株式会社カラダノートでは、家族に関わる様々なサービスを提供しています。個人向けには子育て支援アプリ・ヘルスケアアプリ・保険住宅関連サービス・妊婦向け保険など、法人向けにはマッチング支援事業やDX支援事業など、複数のサービスを展開しています。

──TimeCrowdを導入したきっかけを教えていただけますでしょうか?

弊社は一人の従業員が複数のサービスを兼務することが多く、「誰が・どのプロジェクトに・どれくらいの時間をかけているのか」が見えづらいという課題がありました。そこで、プロジェクトごとの工数を把握するため、TimeCrowdの導入を決めました。

──以前まではどのような方法で管理されていたのでしょうか?

元々は「どのプロジェクトに・どれくらい時間をかけているのか」を、スプレッドシートで管理していました。プロジェクトごと/業務内容ごとの稼働時間数を、毎日各メンバーに日報のように入力してもらう形式です。

しかし、組織や事業の拡大に伴いスプレッドシートの管理の手間が増え、一時計測を止めていましたが、課題が顕著に出てきていたため、別の方法を探していました。

──Excelやスプレッドシートでの工数管理はデータ量が増えてくると大変ですよね。TimeCrowdでは入力漏れなどは発生していませんか?

入力漏れはそこまで多くなく、90%程度がきちんと入力されています。

勤怠入力と工数入力をセットで行い、上長が自組織の入力を毎月確認するフローを組んでいるため、徹底できていますね。

TimeCrowdの導入でプロジェクトごとの適切な人的リソース配分が可能に

──実際に、TimeCrowdを導入されてみていかがでしょうか?

当初の想定通り、管理にかかっていたコストを削減できました。また、各プロジェクトの工数・収益性を把握し、適切な人的リソース配分ができているかモニタリングできるようになりました。

現在は毎月の経営会議で、各サービス・プロジェクトの収益性と現状の人件費の配分を確認しています。その場で「本来このサービスには人員は4名程度しかかけられないはずなのに、倍の工数がかかっている」というデータを元に「人員のアロケーションができないか?」「より効率よく業務を進められないか?」などの議論を行い、意思決定をしています。

▼参考:TimeCrowdのレポート画面では期間を指定して、プロジェクトごと・タスクごとの稼働時間(人件費)を確認できる

また、TimeCrowdでは各プロジェクトごとの人件費が算出できますが、弊社はその割合を元に間接費を各プロジェクトに割り戻すことで、より精緻な採算の管理を行っています。

──経営判断の一つの指標としてご活用いただいているのですね。現場レベルでもTimeCrowdをご活用されていますでしょうか?

はい、部門ごとに日次/週次で業務状況を把握し、マネジメントや生産性向上のために活用しています。

部門長からは「各メンバーがどの業務にどれくらいの工数をかけているかがわかり、無駄な業務の発見・対策につなげられた」という声をもらっています。組織の時間投資配分が見えるようになったことで、日々のコミュニケーションやマネジメントがしやすくなりました。

TimeCrowdとともに常に高い生産性を追求し続ける

──貴社は常に高い生産性を求め続けている印象です。その根本となる考え方などはあるのでしょうか?

生産性向上については弊社代表の考え方の影響も大きいのですが、我々のミッションである「未来の社会に貢献すると同時に、全メンバーの金銭的・精神的幸福を追求する。」を実現するために取り組んでいます。

経営層としても従業員昇給率を目標指標として設けるなど、従業員へ分配するためにまずは会社として利益を出すことを強く意識しています。

また、弊社は他のベンチャー企業に比べてパパやママが多く、時間的な制約もあります。その中で従業員一人あたりの営業利益を高めるために、TimeCrowdで時間の使い方を可視化し、日々改善する取り組みを行っています。

編集後記

最近では、カラダノート様のように「プロジェクトごとの人件費管理」を行いたい企業様からのお問い合わせが増えています。特に一人の従業員が複数のプロジェクトに携わっている会社様の場合、誰がどのプロジェクトにどれくらいの時間をかけているのかが見えないという声を多くいただきます。

TimeCrowdを導入すれば、従業員にタスクの開始時・終了時に打刻を依頼するだけで、プロジェクトごとの人件費を算出できます。Excelでの工数管理にありがちな「入力漏れ」「集計コスト」を削減して、正しい工数データを簡単に可視化できるようになります。

現在、Excelやスプレッドシートで工数管理を行っている企業様には、TimeCrowdへの工数データの移行サポートを無償で行っています。最初の2週間は無料でお試しいただけますので、少しでもご興味のある方は下記の資料から詳細な機能や料金プランをご確認ください。

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