効率をあげるために行動科学を知る

暑い日が続くと、気分も下がりがちですよね。しかし、そんな時こそ、効率よく業務を終わらせたいものです。
そんな中、どんな環境でもすぐに行動し、効率よく業務をこなせる方っていますよね。今回は、行動科学を知って業務を効率よくこなす方法について書いてみたいと思います。

行動科学とは

まず行動科学とはウィキペディアによると

人間の行動を科学的に研究し、その法則性を解明しようとする学問

だそうです。その行動科学を元に日本人に合わせて分析されたものが、行動科学マネジメントです。
日々の仕事の中では、仮に目標を掲げても、少しの誘惑でさぼろうとか、楽しようと考える人が多いと思います。また、上記のようには思わなくても、何かしらの才能や能力が秀でている人と、同じように業務をこなすことは難しい場合もあります。

しかし、行動科学マネジメントは、感情に左右されず、行動のみにフォーカスするので、「いつ・誰が・どこで」対応した場合でも、ある程度同様の結果が得られることが科学的に解明されています。
したがって、「やる気がでない…」などという感情からくるモチベーションの低下があったとしても、行動科学的に分析することで、一定のパフォーマンスを維持することができます。

行動科学で、メンドクサイをなくす

部下に対するマネジメントにも行動科学は使えますが、もちろん個人に当てはめることもできます。
私の場合、リモートワークで日々、さまざまな業務に関わっています。例えば、ブログ執筆やお問い合わせ対応、レビューチェック、リサーチ業務などです。上記はすべて分野が定まっているわけではなく、業界もさまざまで多岐にわたります。

そのような業務内容なので、1日のタスク管理をしても「午前中はブログ執筆をしよう、そして昼からは採用系の業務を終わらせよう」というように業務から業務へ移る時に、一旦頭をリセットし、全く違う業界の業務を行う必要があります。
気分がのっている時はいいのですが、正直頭の切り替えが追いつかない時もあります。

このような時、「気分がのらないな…」と途中で休憩を入れてしまったりするので、効率が悪くなり、やる気も削がれてしまいます。このような「気分がのらない…めんどくさい…」と感情で左右されてしまう時こそ、行動科学マネジメントは使えます。

このような時に起こる行動を、不足行動と過剰行動と呼ぶそうです。目標達成のために不足していることが不足行動、目標達成のために邪魔となる行動が過剰行動です。この場合、「休憩」は過剰行動であり、必要ではない行動になります。

目標を達成するために不足行動を増やす

不足行動を増やすには、以下のような方法があります。

  • 行動の補助をつける
  • ご褒美をあたえる
  • ハードルを低くする

行動の補助とは、行動しやすくなるために何か補助を与えることです。例えば、「ネット通販の市場リサーチ」が目標であれば、どういう業界なのか、リサーチ内容はどういうものかなど、行動をおこしやすくなるように事前準備したり、行動するための助けを与えるものになります。

また、最初からハードルを高く設定するのではなく、知識のある分野から始めてみたり、まずは少しの負荷でも超えられるハードルから始めてみるのも不足行動を増やすための方法のひとつです。

さいごに

効率よく業務をこなすためには、集中できる環境を整備することも大切です。リモートワークは、どこでも仕事ができる反面、誘惑の連続です。成果物さえ完成できれば、誰にも注意されないので、自分に甘くなりがちです。

そんな誘惑を排除するためにも、デスクの上の状態は、必要なもの以外は出さないことがベストだそうです。もし、すぐに携帯を触ってしまうのであれば、余計なアプリはアンインストールするなど、自分なりに環境を整備することも大切です。

「○○しないと…」と思うと、気持ちも下がってしまいますが、ゲーム感覚で「○○したら、コーヒーを飲もう」と考えたり、行動を起こしやすくするために、環境整備や事前準備を行ったりして、効率よく働きたいものです。

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